自分で成功できる?SEO対策のやり方(初心者必読)を解説!
ホームページを持つと大半の人は「SEO対策」によってアクセスを伸ばしたいと考えます。
この理由は、インターネットを中心として「SEO対策は無料」なので、検索結果の上位に表示されると広告とは違い経費がゼロ円で売上が上がるからという理想論に影響されていると僕は感じています。
そのため、あちこちにSEO対策に関する情報が出てくるのですが、SEO対策の方法は年々進化していますし、守っておきたいポイントが変化しています。
インターネットで古い情報をつかんでしまい、そのまま気にせず対策を進めると、今の時代に相応しくない(もしかするとペナルティが発生するかも)SEO対策になってしまっていて「さぁ大変」という可能性もゼロではありません。
SONIDOは今から6年以上前からSEO対策にフォーカスし、コンテンツマーケティングを継続することでアクセスを伸ばし、安定した売上を続けています。
そこで今回は、これからSEO対策を自分でやりたい初心者の方向けに、注意点や上手にやる方法を経験からお話していきます。
目次
1: 自分で成功できるSEO対策の注意点
SEO対策を自分で行い成功するためには、次の注意点を予め理解してスタートする必要があります。
(1)悩みからはじめる
SEO対策の本質は、インターネットを使って
- 困っていること
- 悩んでいること
- 何とかしたいこと
- 何とかしなければいけないこと
- 明日までに知らなければいけないこと
このような、ある意味で「差し迫った」問題を解決したいがために、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使って「誰か」が検索しているのを助けることです。
このように表現するとご理解いただけると思いますが、SEO対策とは「誰か」の悩み(または問題)からはじまっているということです。
間違っても、「あなた」の悩みや問題、伝えたいこと、話したいことから始まってはいません。
「誰か」の悩みから始まることを強く意識してください。ここを間違えると、いくら時間を費やしてもSEO対策は全く上手くいきません。
現在、ホームページに300記事以上投稿しているのに、未だ検索結果の10位までに入ってくるページがひとつも無いという場合、「誰かの悩み」から始められていないと僕は思います。
そのため、この後にお話する「キーワード」を探して対策しても、高額なオンラインセミナーへ参加しても、全く成果が出て来ないのです。
それくらい「悩みからはじめる」ということは重要なのです。
(2)関連するキーワードを選ぶ
悩みからはじめる上で大切なのが、どのようなキーワードで悩みの解決方法を探しているのかということです。
ここで注意しておきたいのが、いくら検索されている回数が多いキーワードを見つけたとしても、自分のビジネスによって悩みを解決できる「関連性」が薄いのなら使うことができません。
例えば「食べても大丈夫 ダイエット」というキーワードが多く検索されていたとしましょう。この場合、食事コントロールを行うダイエット方法を販売や提供されているのなら使えます。
しかし、ストレッチするだけのダイエット方法を販売や提供されているのなら、ちょっと関連性が薄くなりますので相性は良くありません。
(3)記事を作る順番を考える
キーワードを複数見つけると、キーワード同士の関連性や強弱が見えてきます。
そこで次は、どのキーワードの順番に記事を作っていくのかを考えます。適当に作ってはいけません。まずは3語以上の単語から構成されているキーワードから選んで作っていくようにしましょう。
どうしても初心者の方の多くは、最初から「沢山アクセスを伸ばしたい」と考えがちなので、1語だけのキーワード(例えば「ダイエットとは」のような)を選んで記事を作ろうとされます。
でも、これって大手企業や既に5年以上に渡ってSEO対策をコツコツやっているところが検索結果の上位で不動のポジションを保っていますので、最近はじめた人が数ヶ月で逆転できる可能性は「ほぼゼロ」だと言ってもいいです。
ひどい言い方ですが、1語のキーワードでSEO対策の成功を期待すると、まず失敗します。
そのため、3語のキーワードから、つづいて2語のキーワード、という順番に記事を作っていくことで、徐々に1語キーワードへと個々の記事の評価が集約され、2~3年(早いと1年くらい)で1語キーワードを検索すると結果の10位以内に入ってきます。
(4)競合は必ず分析・調査
これ、やらない人が多いです。
SEO対策の良いところは、後からはじめた人は、既に上手くいっている競合を分析・調査することで成功への近道を知れることです。
既に上手くいっている競合のホームページを見ると、
- どのようなキーワードを対策しているのか
- どのような情報を提供しているのか
- どれくらいのタイミングで更新しているのか
SEO対策で悩ましいことが簡単にわかります。
でも、本当に残念ですが、競合の分析や調査をみんなやらない。
毎日少しの時間でも良いので、競合の分析と調査をする時間を持つだけで、SEO対策を進める上での「悩み」が解消できます。
目の前のスマートフォンやパソコンを使えば、あっという間に「参考書」が表示されるのです。これ、使わない理由はありませんよね?しかも無料ですよ。必要なのは通信費だけですよ。
事務所じゃなくても、カフェでも見られますよ。ゲームする時間があればチェックできますよ。
ホント、やってください。絶対に。
(5)構成からスタート
SEO対策で初心者の方が「記事を書けない」と言われる原因を払拭するのが、構成からスタートすることです。
多くの人が学生時代に文章を書く経験を積んだ
- 作文
- 感想文
- 小論文(今ならレポート)
と同じ方法で記事を作ろうとしています。
この方法、文筆業の人でも難しい方法なのです。なぜなら、考えながら書かないといけないから手が止まるためです。
こういう方法で文章を書いても良いのは、文学小説を書かれる方くらいではないでしょうか。
僕たちが記事を書くためには、いきなり本文を書き始めるのではなく、何をどの順番に書くかを決める「目次」とも言える構成から考えることです。
というのも、先に構成を「考える」時間を取っておくと、「書く」時間に考えなくてもいいんですね。すでに書くことは構成によって決まっているので、書くことに集中することができます。
人は考えながら書くことは苦手です。誰しも手が止まります。
(6)文章を書くときの注意点
SEO対策を考えた文章を書くときですが、以下の2箇所には必ずキーワードを入れるようにしましょう。
- タイトル
- 概要(記事の出だしの部分)
Googleは「現在のSEO対策による評価基準」として、タイトルや概要部分にキーワードを入れても入れなくても大きな違いはないと言っています。理由は記事全体を見て判断するようになっているからです。
しかし、自分たちにとっても、Googleの評価にとっても「何について書いているのか」が一目でわかるほうが便利ですし良いと僕は考えています。
そのため、上記の2つにはキーワードを入れるように心掛けています。
(7)書き終えることが大切
SEO対策を行う上での注意点で「あるある」なのが、記事をいつまでも書き終えられないことです。
- もう少し修正したい
- もう少し文章が上手くなってから投稿したい
- もう少しキーワードの使い方を分析したい
いろいろと理由はあると思いますが、何よりもまずは「投稿」してみないとGoogleの評価がどうなるのか全くわかりません。
いつまで考え続けても結果はわかりません。予測すらできません。
記事を書き始めたら、期限を設けて書き終えましょう。つたない文章でも後から修正できます。
「もっと○○になってから」「もう少し○○してから」というのを優先すると書き終えることができませんので、いつまでもSEO対策は進みません。
気をつけてください。
(8)更新しながら質を向上
SEO対策を学ぶと「高い質の記事が必要」と言われていることを知ります。
僕もそのようにお伝えすることが多々あります。しかし、いきなり高品質の記事を作って公開しましょうとは言っていません。
それは無理な話です。特に初心者の方ですと絶望的に無理です。最近書かれた記事を3ヶ月後に読み返すと、自分史上最低の文章だと恥ずかしくなるはず。
誰もが最初はそんな状態ですから、いきなり高品質は無理。だからこそ、品質が高くないときでも公開し、競合を分析し、少しずつ「更新」しながら質の向上を図っていただきたいのです。
SEO対策で扱う記事は、印刷されて書店に並ぶ書籍ではありません。自分でいつでも修正できるデジタル記事です。自分勝手に大きな責任を背負わないでください。
2: SEO対策を上手にやる方法
SEO対策を上手くやる方法を10個お話します。
(1)上手くやっている競合を調査
これ大事です。
必ず見つけて調査してください。これは近道になります。わざわざ険しい道を進む必要はありません。
上手くやっている先駆者から学びましょう。
(2)自社に相応しいキーワードを選定
自分のビジネスに関連のあるキーワードを選んでください。
関連性が薄いキーワードは、いくら検索される回数が多くても使えません。なぜなら、万が一そうした関連性の薄いキーワードで検索結果が上位に入ったとしても、あなたのビジネスで悩みは解決できないのですから売上に繋がりません。
僕たちはブロガーではありません。アフィリエイターでもありません。自分のビジネスで売上に繋がらない人を集めても意味がないのです。
(3)検索ボリュームをチェック
選定したキーワードが月間どれくらい検索されているのかチェックしましょう。
僕たちが最初に狙うのは、月間100~500くらい検索されているキーワードです。少しずつ検索結果が上位に入ってきたら、月間1000~5000くらい検索されている大きなキーワードを狙います。
このように書くと、「アクセス数が伸びないんじゃないのか」と不安に思われる人もいらっしゃいますが、月間100~500くらいの検索キーワードの中で、10個くらいが検索結果の上位5位以内に入ってくると、それだけで月間10000PVに到達します。
(4)SEO対策の難易度を確認
キーワードによっては競合がひしめいているものがあります。
例えば「ダイエット関係」は競合がウジャウジャ。競合が多いということは難易度も高くなりますので、これから始める人がいきなり飛び込むのは無謀です。
最初の頃は難易度が「低」「中」くらいのキーワードを選びましょう。
「低」「中」などは、後から出てくる「キーワードプランナー」というツールを使うと簡単にわかります。
(5)タイトルと概要
先ほども言いましたが、忘れる人が多いのでもう一度。
キーワードはタイトルと概要に入れましょう。
(6)1記事2000文字を目指す
無理矢理文字数達成を目指すのではなく、一般的な知識と教養をお持ちの方が、他人へわかりやすく文章で伝えようとすると、少なくても2000文字くらいは必要になります。
どんなにがんばっても500文字にもならない。このような場合は、他人へ伝えよう、わかってもらおう、という意識を高く持ってください。
小学5年生に大人が話すのと同じくらい「わかりやすく」文章にしてください。
(7)画像や動画はオリジナルがおすすめ
記事の中で使う画像や動画(アイキャッチ部分もです)ですが、無料画像や無料動画を使っているところが多いです。
これはこれで悪くはありませんが、やはりオリジナリティが低くなるのも事実です。訪問してくる人は、他のホームページの記事も見ていますので、無料画像や無料動画ですと「同じ物」が使われていることもあり、「あっ、同じだ」と思われて新鮮さが下がります。
できるだけ自分で画像や動画を用意しましょう。
特に仕事の実績が影響する
- 工務店さん
- リフォーム屋さん
- 設計事務所
こういう業種の場合は、事例を知ってもらう意味からも自分で用意したものを使うのがベストです。
(8)内部リンクを忘れない
記事を公開したら、他の記事で関連しているものと「内部リンク」してください。
訪問者が自分から探して別の記事へ移動してくれることは少ないです。こちらから「こんな情報もありますよ」と紹介しておきましょう。
(9)外部リンクを当てにしない
別のサイトからリンクを張られると評価が上がると言われています。これは本当です。
しかし、外部リンクが張られるのを期待しつづけてはいけません。まず、有名人でなければ外部リンクはほとんど張られないからです。
ちょっとくらいTVで紹介されても張られません。そんなものです。
外部リンクが張られることがあれば「ラッキー」くらいに考えておきましょう。
基本、SEO対策の方法として期待してはいけません。
(10)順位を定点観測
記事の順位を定点観測しておきましょう。
2週間に一度、1ヶ月に一度、自分たちで定点観測する期間や、観測方法を決めて進めましょう。
定点観測を続けると、
- どれくらいの期間で評価が出るのか
- どのような更新をすれば評価が上がるのか
- どのような記事が低評価なのか
こうした情報が理解できます。
3: SEO対策の結果は「見える化」する
以下の3つのツールは、Googleから無料で提供されています。必ず使うようにしてください。
(1)アナリティクス
(2)サーチコンソール
(3)キーワードプランナー
アナリティクスは、検索している人からホームページがどのように見られているのかを知るツールです。
- ページビュー数
- 訪問者数
- 滞在時間
初心者の方のモチベーションに直結する情報が集まっています。
サーチコンソールは、Googleからホームページがどのように評価されているのかを知るツールです。
- 検索キーワード
- 検索順位(平均)
- 検索回数
SEO対策を進める上で重宝する情報ばかりです。SEO対策を担当される方は、サーチコンソールをメインに使うようにしましょう。
キーワードプランナーは、新しいキーワード選定に使います。
- どのようなキーワードがあるのか
- キーワード別の競合具合
- キーワード別の検索平均数
SEO対策で大切なキーワード情報が集まっています。
他にも似たようなツールはありますが、まずはGoogleが提供している3つのツールを使えるようにしてください。この3つがSEO対策における基礎分析情報となります。
4: 初心者が思わず手を出すNG方法
これ、手を出しちゃダメです。
(1)被リンク購入の罠
被リンク=外部リンクです。
外部リンクは評価に影響を与えるため、購入することで評価を上げようとされるケースがあります。
また、SEO対策を仕事にしている業者の中には、被リンクを販売して検索結果を上位にしようとするところもあります。
この方法、かなりグレーです。確かに被リンクを購入すると検索結果は上がるでしょう。しかし、上位を維持するためには、ほぼ永遠に購入しつづけなくてはいけません。
購入をやめると、業者によって被リンクが外されますので一気に評価が下降。検索しても上位に出て来なくなります。
こういうグレーな方法を使うよりも、自分で対策しませんか?
(2)低品質記事の大量生産
記事の量が多ければ良い評価がされるのでは?
このような情報もインターネットにはあります。しかし、このケースでのポイントは、記事の品質が最低でも「普通」以上のものが大量にある場合です。
低品質の記事が大量にあっても評価は低いまま。最悪なのは低評価になってしまい、永久に検索結果へ出て来なくなることです。
Googleの検索結果は、Googleがインターネット上に存在する情報を自ら記録し表示しています。ということは、Googleは有限であるストレージの中に「意味のある情報」だけを集めて記録しているということです。
もし、この中に低評価のホームページ情報が記録されないと、、、どんなに検索しても出てきません。だって、結果を表示する記録媒体に保存されていないのですから出てきません。
(3)勉強ばかりする
SEO対策の勉強をすることは良いことです。しかし、勉強ばかりして記事を書かない。書いても投稿しないのなら勉強の意味はありません。
勉強熱心なのは素晴らしいことですが、自分が勉強したことを使ってみないと学びは深まりません。
- もう少し勉強してから
- まだ足りない
- もっと知らないと
ぜ~んぶ間違いですから。
これ、全部を満たすことはできません。仮に満たせたとしてもSEO対策が上手くいくとは限りません。
勉強は必要。でも、行動しないと結果はわからない。結果がわからないと調整できない。調整できないと成功できない。
怖がらずに行動しましょう。SEO対策が上手くいかなくても死にません。
(4)経験がないコンサルやマーケターへの依頼
SEO対策のコンサルタントやマーケターっていらっしゃいます。
依頼することは良いのですが、依頼する人が本当に経験をお持ちなのかが問題です。
法人へ依頼されると担当者が出てきますが、その人の実績はどうなのでしょう。法人としての実績ばかりではないでしょうか。
SEO対策に関することは、担当者の経験や知識(特に失敗の経験や知識)に影響されます。法人スタッフの中には優秀な人がいるのでしょう。しかし、あなたの目の前にやってきた人は?
(5)紹介されることを過度に期待
SEO対策をはじめると、自分の作った記事が誰かに紹介されないかと期待する人がいます。
期待することは問題ありませんが、過度に期待するのはやめましょう。
あなたが有名人であれば話しは別ですが、そうでないなら紹介されることはありません。
他人が何かを誰かに紹介する場合、紹介する人に何らかのメリットがなければ成立しません。
- 紹介することで有名人と繋がっていることが自慢できる
- ステマのように広告費用が入ってくる
あなたも誰かに紹介されることで、より沢山記事を見てもらい売上に繋げようと考えているはずです。
誰もメリットがないのに、手間をかけて紹介なんてしません。
と、このような人間の本質がありますので、もし誰かが紹介してくださったら、考えられうる限りの「ありがとう」を惜しみなく伝えてください。それくらい難しいことなんです。
5: SEO対策は「損切り」視点を持ちましょう
SEO対策を進める上で投資と同じ視点「損切り」を持ってください。
というのも、SEO対策ってどれだけ考えを巡らせ、準備を整え、スタートしても上手くいかないことがあります。
もし、ゼロからSEO対策をスタートし、継続して記事を投稿しているのに、1年経過しても検索結果の上位へ入ってくる記事が全くないのなら、そのホームページに投稿されている記事は一度全部捨てましょう。
大事に持っていても評価は変わりません。誰も見ていませんので使えていません。
損切りしてから、新たな気持ちで戦略を練り直して再スタートするのがおすすめです。
僕たちは幼い頃から上手くいかないことに直面すると、ガマンして続けるように教えられて成長してきました。この考え方は技術の習得や知識の習得という面では正解です。諦めずに続けることで成長できます。
しかし、投資やSEO対策という自分以外の変動要因が存在しているものは、自分の頑張りだけでは思うようになりません。ですから、ダメだなと感じたら「損切り」して気持ちよく諦め、失敗したことを今後の教訓とし、再スタートすることが重要です。
SONIDOも、今のホームページでSEO対策が上手くいく前、一度ホームページを全部捨てた経緯があります。
6: まとめ
SEO対策のやり方をお話しました。
SEO対策は注意点を意識しつつ、継続していくと成功へ近づける方法です。ただし、本文でもお話しましたが、競合など外的要因によって評価が変化しますし、何と言ってもGoogleだけで評価を決めているという不明点の多い部分もあり、継続しても上手くいかないタイミングというものがあります。
こうしたことを知った上で、最初は継続判断をする期限を決めて(半年から1年くらいですね)地道に進めてほしいと思います。
最近のSEO対策では、記事を投稿してもジワジワとしか上位へ上がってきません。じれったい気持ちはわかりますが、そんなものだとあきらめてコツコツと記事を作って投稿してください。