Webを使った集客方法とは?結果の出る方法を紹介!
このコンテンツではWebを使った集客方法や、それぞれのメリットとデメリット。そしてSONIDOがこれまで行ってきた経験値から「間違えやすいポイント」と「結果を出すコツ」についてお話していきます。
Webを使った集客を実際に進めていき、効果を出したいと本気で望んでいる方は、最後までご覧ください。
Web集客は「ちゃちゃっ」とやって「ガツンと儲かる」。こんな風に考えている方に、今回の話しは役立ちません。
では、本気で何としてでもWebを使った集客を成功させたい。効果を感じたいという方へお話していきます。
1: Web集客ってなんだろう?
「Web集客」という言葉が浸透しました。では、どういうことをWeb集客と呼ぶのでしょうか?
一般的には次のようなところから、あなたのWebサイト(ホームページやオンラインショップ、メディアサイトなど)へ人が流入してくることを指しています。
- Yahoo!
- Bing
大手検索サービス(ポータル)サイトです。
さらに、
- YouTube
- LINE
いわゆる「ソーシャルメディア」と呼ばれるところも含まれます。
また、どちらにも属していますが、
- 有料広告
- アフィリエイト
このような手法からの流入もWeb集客として認められています。
70代以下の方であれば「ほぼ90%以上」手の中に持っているスマートフォンから、あなたのWebサイトへ到達させる方法を「Web集客」と呼んでいます。
このようにお話すると、Web集客とはかなり範囲の広い話しであることがわかるはずです。SNSだけ、検索サイトだけ、ということではありません。
インターネット上に存在する、WebサイトやWebサービス全てが、Web集客の流入口になるとイメージするのが正解です。
2: Web集客方法を紹介
それでは、僕たちが扱えるWeb集客方法について紹介していきます。
(1)自然検索
もっとも知られているのが自然検索(オーガニックサーチ)と呼ばれる方法です。
GoogleやYahoo!、Bingなどで知りたいキーワードを入力し検索すると結果が出てきます。この結果から流入させるのが自然検索と呼ばれる方法です。
自然検索では、結果表示の順序によって流入される比率が変わってきます。例えば1位に表示されると表示回数の60%くらいが流入してくれます。
しかし、2位になると(1つしか違いません)40%以下に下がります。さらに3位になると良くて30%くらい。
残酷な話しですが、悪くても3位以内に表示されないと、思っているようなWeb集客方法として使えないのが真実です。
(2)ソーシャルメディア
SNSと呼ばれるサービスから流入させる方法です。
- YouTube
- LINE
有名どころですね。こういったSNSへの投稿から自身のWebサイトへ流入させます。
ソーシャルメディアを使ったWeb集客方法は、検索結果のように順位は影響しません(もともと順位はありません)が、フォロワーの数が影響していきます。
多くのフォロワーが居れば、それだけ拡散力が強くなり、一瞬で多くの人へ認知させることができます。いわゆる「インスタグラマー」や「ユーチューバー」と呼ばれる人たちです。
しかし、僕たちはこうした人たちのように多くのフォロワーを持っていませんので、思っているように拡散することが大変難しいのも事実です。
(3)メールマガジン
昔からあるメールマガジン。この方法もWeb集客の一つです。
かなりコアなファンを獲得できる方法なので、ビジネスジャンルによって有効活用することが今でも可能です。
(4)QRコード
チラシなどアナログ媒体からWeb集客したい場合に使える方法です。
チラシだけではなくPOPやエキナカ広告などに付けておくと、スマートフォンで簡単にアクセスしてもらいやすくなります。
(5)直接(ダイレクト)
ブラウザーのブックマーク、メルマガのURLなどから直接流入してくださる方法です。
ビジネス的に考えると優良顧客やファンと呼べます。リピート率も高くなる傾向にありますので、Web集客方法としては地味ですが利益を考えると大変うれしい流入方法です。
(6)有料検索
お金を使って検索結果の上位に表示させる方法もあります。
広告費用を払っているため、検索結果の1位の前に表示されます。自然検索で「今日は何位だろう」と心配するよりも、かなり確実に上位へ食い込めます。
(7)ディスプレイ広告
中小企業で使うのは難しいですが、Yahoo!のトップページへ画像付きの広告を出稿する方法もあります。
基本的に100万円単位の費用が必要なので、大手企業や資金調達に成功した「ベンチャー」、大手企業の「社内ベンチャー」が使っています。
通信販売やトレーニング、健康関係のビジネスで、一気に認知度をアップしたい企業には向いている方法です。
(8)アフィリエイト
健康関係、美容関係。最近では個人住宅のリフォームや解体工事などにも増えているのがアフィリエイトという方法です。
第三者があなたの商材を紹介し、成約した場合だけ、あなたが紹介した人(アフィリエイター)へ報酬を払う仕組みです。
アフィリエイトは安価で成約率も高くなる傾向にありますが、最近の消費者からは嫌われる傾向が強まっています。
3: Web集客方法のメリットとデメリット
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。詳しく見ていきます。
(1)自然検索
自然検索におけるメリットとデメリットをお話します。
■メリット
メリットとして最も大きいのは「検索上位に入れば無料で集客できる」ことです。しかも、自然検索からの流入は上手くいくと簡単には下落しません。余程競合が出て来ない限り安定した集客が可能になります。
- 無料
- 安定した集客
- 高い成約率
誰もが手に入れたいメリットが並んでいます。そのため、ご自身でホームページやオンラインショップを持たれた方は、必ずと言っても良いくらい自然検索での上位表示を狙っておられます。
■デメリット
メリットが充実している自然検索ですが、デメリットもあります。
まずデメリットとして理解しておきたいのがこれです。
「検索上位に表示されるとは限らない」
いくらお金を掛けてホームページを作っても、オンラインショップを立ち上げても、検索上位に表示される保証はありません。
検索サービス大手「Google」は、ホームページやオンラインショップの費用ではなく、どのような情報を発信しているのかで評価をしています。
それも「検索者」が欲しいと考えている情報であるかどうかを見ています。ここが難しいところであり、デメリットにもつながるのですが「あなたが話したいこと」ではないという事実です。
あくまでも「お客様目線」での情報発信をしっかり行わないと評価されず、何年経っても検索結果の1ページ目にすら入ってこなくなります。すると、Web集客はできなくなり、思っていた結果は出てきません。
特に最近(2021年11月以降)は、Googleの評価基準が高くなったため、生半可な情報では評価されず、検索結果の100位にもランクインできないこともあります。
(2)ソーシャルメディア
誰もが使いたいと考えるSNS。メリットとデメリットを見ていきます。
■メリット
ソーシャルメディアのメリットは「無料」であることです。そして、拡散力が大変強いため、一つの投稿で一瞬にして10000PVなどという結果が生まれます。
また、フォロワーを万単位で持っていると、一つの投稿から拡散される数が3倍4倍に膨れ上がり、これまで認知してもらっていなかった人の目にも届くようになります。
こういう力を持っているソーシャルメディアですから、最近では大手企業をはじめ、中小企業や個人事業主までも使うようになってきています。
■デメリット
ソーシャルメディアのデメリットは「いつバズるのかわからない」ことです。
今日の朝に投稿した内容がバズることもあれば、1年間毎日投稿しても全くバズらないこともあります。
SNSの拡散力は強いですが、拡散されるタイミングがわからないのです。これはビジネスにおいて大きなデメリットだと言えます。
また、SNSは投稿内容が比較的短期間(短時間)で流れていきます。10分前に投稿した内容が、半日後にも残っていて見てもらえることはありません。
そのため、嫌がられない程度に、何度も投稿する必要が出てきます。
確かに投稿は無料ですが、手間はそれなりに必要というのもデメリットとして知っておきましょう。
(3)メールマガジン
使われることの減ったメルマガ。でもメリットもあります。
■メリット
メールマガジンを使っている人は減りました。しかし、お客様との関係を強くする集客ツールとしては、今でも現役です。
何度もリピートしてもらうことで利益が出るビジネスなら、メルマガからのWeb集客は費用も手間も最小限なので高い利益率を確保できます。
■デメリット
メールマガジンのデメリットは、メルマガに登録してもらう必要があることです。
ここのハードルが高いため、成果が出づらいということも多々あります。後は、メルマガを飽きられないようにする工夫が必要なことです。
長すぎず、短すぎない文章。発行タイミング。こうしたことを考えることが好きならメリットになりますが、面倒でキライな方にとってはデメリットになります。
(4)QRコード
QRコードは普及しています。使っていないのなら活用しましょう。
■メリット
アナログ、デジタル、関係なくWeb集客の起点として使えます。
特にチラシやカタログなどに印刷すると、そこからホームページやオンラインショップへ簡単に誘導できます。
■デメリット
大きなデメリットはありません。チラシを印刷するとき、一緒にQRコードを作って印刷するだけです。
店舗系ビジネスなら、必ず使っておきたい方法です。
(5)直接
増えると嬉しいですが、なかなか増えません。
■メリット
かなりコアなファンがいる証拠です。そのため成約率も高まります。リピート回数も安定します。
また、直接流入してくれるということは、広告費用も手間も掛かっていませんので、大変楽に集客できている状態です。
■デメリット
なかなかブックマークしてくれないことです。また、URLを入力してくれることもありません。
URLの問題はQRコードで解決できますので、合わせ技で直接流入を実現することを考えましょう。
(6)有料検索
スタート時点で活用したい方法です。
■メリット
広告費用を出すことで、検索結果の上位に表示されます。そのためクリックされやすくなり、Web集客の実現に貢献してくれます。
自然検索で上位に入ってこない時期、有料検索を使ってWeb集客を行うことが理想のパターンです。
■デメリット
費用がかかることです。また、広告の文章を作ったり、キーワードを見つけたりする作業が必要になります。
広告設定も自分で行う必要が出てきます。代行してもらうなら、代行費用が必要になりますので、ここでも費用がかかります。
(7)ディスプレイ広告
中小企業や個人事業主は手を出しにくい方法です。
■メリット
とにかく多くの人へアピールできます。認知度アップには欠かせない方法です。
■デメリット
広告費用が高いです。また、広告クリエイティブも複雑になります。広告運用も行う必要がありますので、代行をお願いするケースがほとんどです。
(8)アフィリエイト
安価でWeb集客できる方法です。
■メリット
費用が安いことです。成果報酬制なので、成約した分しか費用が必要ありません。
■デメリット
消費者庁が問題視していることです。またGoogleやYahoo!も、今後は段階的にアフィリエイトへの取り締まりを強化するようです。
コロナによってオンライン販売が盛んになったことで、ウソや詐欺のようなアフィリエイトをする人が登場し、消費者が損するケースが増えてきたため、あまり良い感情が生まれていません。
消費者も今後はアフィリエイトを信用しなくなると、Web集客方法として好ましくなくなります。
4: Web集客で間違えるポイント
Web集客で間違えるポイントを紹介しておきます。
(1)SEO対策ですぐに集客できる
自然検索や有料検索に必須なのが「SEO対策」です。
インターネットの情報や、自称「詳しい人」の話しを聞くと、簡単にできそうに感じます。
しかし、実際にやってみるとわかりますが、思うように検索結果の上位へ入ってきてくれません。有料広告なら、成果を生むキーワードを見つけるのは難しくなっています。
SEO対策は「すぐできる」ものではなく、「半年」「1年」掛けないと成果は生まれない。このように考えておきましょう。
(2)まわりがやっている方法を選ぶ
まわりで「インスタが流行ってるから」。こういう理由でインスタを始めて集客できません。
どのWeb集客の方法を選ぶにしても、あなたのビジネスにおけるテイストやターゲットに合っていないと成果は出てきません。
最近では、YouTubeを使ったWeb集客に力を入れられている企業様も増えていますが、本当に効果があるのか。テイストが合っているのか疑問に感じるところも比例して増えています。
(3)集客方法から選ぶ
先ほどの話しに関連します。
集客方法は、手段です。手段は「誰を集めるのか」から考えないといけません。この順番が逆だと、いくら時間とお金を使っても集客できません。
「誰を集めるのか」から「何を使っていくのか」を見極めましょう。
(4)広告代理店に丸投げする
「広告はわからない。だから丸投げする。」
お金に余裕があれば正解です。しかし、多くの余裕がないのなら丸投げはいけません。かならず費用対効果を「あなたが」検証しましょう。
広告運用は任せてもいいですが、結果を判断し継続するかどうは「あなた」が決めるべきです。この判断まで丸投げしてはいけません。
(5)自称「詳しい人」にお願いする
自称「詳しい人」は世の中に沢山います。
インターネットの情報をかじった程度人から、ちょっとだけWeb集客に関わった人まで。
こうした人にお願いすると、コンセプトが曖昧なまま進むため、時間だけ使って「良い」「悪い」の検証すらできません。
Web集客とは良い悪い関係なく「手段」と「結果」を比較して、最適な方法を模索するものです。
良いことは継続し、悪いことは止める。これが鉄則です。しかし、曖昧なまま続けると、この判断ができなくなり、よくわからないまま継続しつづけることになります。
5: Web集客で結果を出すコツ
Web集客で結果を出すためには、つぎのコツを取り入れてください。
(1)集客のゴール
「集客に成功した」とはどういった状態を指しているのか、具体的に明確にしておきましょう。
例えば
- 問い合わせがあった
- 相談があった
- 資料請求があった
- 来店
- 購入
あなたにとってのゴールはどれでしょうか。ここが決まっていないと、成果を定量的に評価できません。
(2)ターゲット
誰を集めたいのか。明確にしておきましょう。
Web集客とは「みなさん」へ向けた方法ではなく、もっと絞り込んだ「あなた」へ向けた方法です。
どんな人に集まってもらい、どんな人は遠ざかってほしいのか。決めてください。
(3)媒体
ターゲットが一日の中でよく見る媒体は何でしょうか?
- スマートフォン
- パソコン
こういうデバイスから、
- ニュースサイト
- 検索ポータル
- メディアサイト
どういった情報を見ているのか。
これらを洗い出せば、あなたの情報をどこへ出せばいいのか明確になります。広告出稿でも、出す場所がハッキリしますので、最小限の広告費用でWeb集客が行えます。
(4)集客から行動への仕組み
集客から行動を生み出す仕組みを用意しておきましょう。
そうしないと「集める」だけで成果が生まれません。
(5)継続した情報発信
Web集客には継続した情報発信が欠かせません。
また、定期的な情報発信は、情報の鮮度を守るためにも重要なポイントです。
(6)結果の分析と検証と改善
Web集客はデジタルです。そのため数値を使った分析と検証ができます。
さらに、検証した結果から予測し改善を行い、また分析することで改善が正しいのかどうかを判断できます。
(7)チームで動く
社内の誰かだけが担うと、Web集客は上手く機能しません。
まず、継続した情報発信が難しくなります。そして負担が増えると分析や検証、改善が出来なくなります。
しばらくすると「そのうちやろう」という雰囲気になり、後回しにされ気が付くと「誰もやっていない」ことになります。
Web集客が失敗に終わった瞬間です。これまでの費用や労力、時間が全て無駄になったということです。
こんなことになってはもったいないですね。チームで運営できる体制を作ってください。
6: まとめ
Web集客は、年々難しくなってきています。これは競合が増えていること、専門的な知識や技術が必要になっていること。こうした理由が重なっているからです。
さらに、毎年行われるGoogleのアップデートによって、順位が急落するところも出てくるため、常に最適な情報発信が出来ているのか評価できる専門的な視点と知識を持った人材が必要になっていることも理由に入っています。
おそらく今後も難しくなってくるでしょう。そうなる前に、Web集客を考えておられるなら、悩む暇はありません。今すぐ行動してスタートしてください。