チラシ集客で結果を出す方法と作り方を解説
自社商品やサービスをもっと知ってもらいたい。来店や問い合わせを増やしたい。
このように考えた時、デジタルだけではなくアナログでも効果を感じられるのがチラシです。
SONIDOはホームページからの集客をメインにしていますが、地域ビジネスに関してはチラシも有効な方法としてお客様へおすすめしています。
というのも、例えば「ファーマーフーズ」という育毛剤を販売しているメーカーさん。
ネット広告やネットの検索結果に出てくるのですが、マメに新聞折り込みにもチラシを入れておられます。
この行動の意味、わかりますか?
ネットもチラシも使っているということは、それぞれの販売数を分析しているということです。そして、分析した結果「効果がある」と感じているからチラシも使っているのです。
ここからわかることは、デジタル化が進んでもチラシは一定の効果があるということです。
1: チラシ集客のメリットとは
チラシを使った集客活動のメリットを見てみましょう。
(1)地域ビジネス向きである
全国で同じように効果を出そうとすると、多くの資金が必要になります。
しかし、地域を限定したビジネスなら、僕たちのように資金が豊富になくてもチラシで集客することができます。
都市圏なら半径5km、郊外なら半径10kmが商圏となるなら、地域限定でチラシは効果を出してくれるはずです。
(2)信頼性を感じてもらえる
紙の媒体という信頼感。書籍にも言えることですが、日本人の多くは「紙」になった情報には、高い信頼を感じています。
ネットで見た情報よりも、チラシという紙媒体で見た情報の方が「良さそう」「安心できそう」と感じてもらいやすいのです。
これは大きなメリットです。
(3)特定層に高いリーチ
ファミリー層や高齢者層へリーチしやすいのがチラシのメリットです。
スマホを持っていても、新聞の折り込みチラシやフリーペーパーなどは、簡単に入手できますし、一瞬で情報が目に飛び込んで来ますから、認知されていない人にも興味をもってもらいやすくなります。
(4)ホームページへ誘導できる
チラシだけでは発信する情報が限られます。
また、デジタルと組み合わせて効率を上げたいということもあるでしょう。
こういうケースでは、チラシからホームページへ誘導し、アナログ情報をデジタル情報へ変え、マーケティングや経営に活かせる情報を手にすることができます。
2: 集客できるチラシのポイント
集客できるチラシには、ホームページと同じようなポイントがあります。
(1)ゴール設定
ゴールを設定しましょう。例えば、
- チラシで電話して購入してほしい
- チラシでFAXして購入してほしい
こういうゴールもあれば、
- チラシで相談してほしい
- チラシで来店してほしい
こういうゴールもあります。また、
- チラシで参加申し込みしてほしい
- チラシで知ってほしい
こういうケースもあります。
どのゴールが正解ということはありません。大切なのは、チラシによって得たいゴールはどれなのかということです。
というのも、ゴールによってチラシへ掲載する情報が変わってくるからです。
(2)ターゲット設定
チラシを見て欲しいターゲットを設定しましょう。
実際にチラシを出すと、意図していないターゲットが反応することもあります。ただ、チラシを作るためにはターゲットが決まっていないと大変作りにくくなります。
例えば、あなたがコロンビアへ旅行に行ったとします。片言のスペイン語でカフェへ入って注文すると、お店の人があなたに「何か日本語を話してくれ」と言って来ました。
さて、あなたは日本語でなんと話すでしょうか?
誰に話すのかが決まっていないと、何も言えないのです。チラシもこれと同じです。ターゲットを決めておかないと、何を話せばいいのか決まらないので、ボヤけてフワフワとした話しばかりになってしまいます。
(3)ターゲットのメリット
チラシには、ターゲットが得られるメリットを必ず掲載しましょう。
ここで間違えてはいけないのは、「あなた」が考えているメリットではなく、ターゲット視点で考えた時のメリットということです。
いくらあなたが「これはメリットだ!」と考えても、ターゲット(お客様候補です)も同じようにメリットと考えているとは限りません。
あくまでもターゲット視点で考えることを忘れないでください。
(4)強み
あなたの商品やサービスの強みを表現しましょう。
強みというとピンとこない場合は、あなたが熱く語れることと考えてみてください。
1時間は語れること。これが強みです。
(5)実績
これまでの実績を掲載しましょう。人は自分の選択を他人にバカにされたくありません。そのためには、実績という裏付けを欲しいと感じています。
万が一の時「○○で実績があるというから自分も選んだんだよ!」と言い訳できるネタを用意しておいてあげてください。
(6)お客様の声
実績に近いのがお客様の声です。
これで何がわかるのかというと、どういった人たちが選んでいるのかを知れるのです。
すると、自分が選ぶのに相応しいのかどうか検討することができます。また、家族や知人に相談するとき、「こういう人たちも買っているんだよ!だから選んでも大丈夫なんだ」と言い訳できます。
(7)行動を起こさせる方法
チラシで忘れてはいけないのが、ゴールへ向けて行動を起こしてもらう方法を取り入れることです。
例えば、
- ○○へお電話ください!
- ○○からお申し込みください!
- 限定○○個!○月○日までお急ぎください!
理由を付け加えながら、今すぐ行動を起こしてもらうメッセージを掲載しましょう。人はこちらから背中を押さないと、自分から行動を起こすことはありません。
3: ホームページとつなげるなら注意しておきたいこと
デジタル化の流れを止めることはできません。そのためチラシを使う場合でもデジタルとつなげることを意識しておきましょう。
特に、最近では持っていて当然のホームページとつなげることを意識する必要があります。
(1)QRコード
チラシからホームページへ誘導する方法として効果的なのが「QRコード」です。
QRコードを掲載しておけば、スマホならカメラで映すだけでホームページへジャンプしてくれます。
いちいち「https://~」を入力してもらうのは面倒。簡単にできる方法を用意しておきましょう。
(2)閲覧状況を見える化
ホームページへ誘導すると、チラシから閲覧された状況が見える化できます。
これ、めちゃくちゃ大事。
チラシからホームページへ入ってきたということは、チラシが見られているということですし、チラシに興味を持ってもらえたということですから。
デジタルの力を使わないと、チラシの効果が数字でわかりません。そのため、今回作ったチラシが良かったのかどうか判断できないのです。
でも、今は簡単に数字でわかります。使わない理由はどこにもありません。
(3)準備しておきたいポイント
ホームページへ誘導するとき、準備しておきたいポイントがあります。
[1]テイスト
チラシとホームページの色や文字の形やメッセージや写真のテイストを合わせておきましょう。
大きく違っていると不信感が出てきます。
[2]価格
チラシに掲載している価格と、ホームページに掲載している価格を合わせましょう。
価格が違っていると迷います。迷うと選択しません。
[3]ランディングページ
ホームページのテイストを変えることは難しい。価格もチラシ用なので変更できない。
こういう場合は、チラシからだけ訪問してもらうページとして「ランディングページ」を作りましょう。
縦長1ページのものです。チラシだけでは発信できなかった情報を細かく掲載することができます。
4: まとめ
チラシ集客は地域ビジネスで効果を発揮できます。そのため予算が合うのならやってみる価値があります。
また、チラシを作る時にはホームページへの誘導を考えておきましょう。チラシはあくまでも「あっ、良さそう」と思ってもらうきっかけ作りとして活用し、十分な情報はホームページで公開する。こういう方法もあります。
アナログとデジタルを組み合わせることで、より効果的な集客活動が可能になります。