新型コロナによる消費者行動の変化とは?未来を見越した適応方法を考えよう
前例の無い状況を経験することになった「新型コロナ」による経済状況。これまでにも不況と呼ばれる状況はありましたし、そもそもビジネスには流行や季節という消費者行動を左右するリズムが存在しています。
しかし、今回起こった新型コロナによる影響はというと、これまで経験してきたこと、蓄積されたパターンが利用しづらい状態になっています。
そこで今回は、新型コロナによる消費者行動の変化について。そして今後、どのように適応することが未来へつながるのかを考えてみたいと思います。
1: はじめに「考える」ということを理解しましょう
多くの方が間違った認識を持っている「考える」という意味。正しく認識しておかなければ、いくら役立つ情報を目にしても、あなたのビジネスには全く役立つことがありません。
では「考える」とはどういうことなのでしょう。一般的な会社員や経営者の多くは、次のように定義していることがあります。
「悩むこと」=「考えること」
この定義は大変残念な状況を表しています。この定義を信じている限り、新しい状況や流れに適応することはできません。だって「悩む」ということは、同じところをグルグルと回り続けている状態だからです。
まったく前進していないのですから、適応できるはずがありません。
「どうしよう」「どうすればいいんだ」「何かしないと」
悩むことの典型的な「自分への質問」ですが、グルグル回っているときだからこそ、このような質問が頭の中を駆けめぐっています。
対して「考える」とは、どういうことかというと、目的のために意識して思考することです。
おわかりかと思いますが、考えるためには「目的」が明確でなくてはいけません。
ということは、今回の新型コロナによる消費者行動の情報を手に入れて考えるためには、あなたは具体的で明確な目的を持っている必要があります。
例えば、
- 新しい消費者行動に対応して売上を伸ばしたい
- 変化した消費者行動に適応して集客数を伸ばしたい
- 変化した状況に合わせたリピート獲得を伸ばしたい
このような、具体的なゴール設定がなければ、いくら役立つ情報を知ったとしても「良いことを知った」だけで終わってしまい、気がつくと「悩むこと」を続けているだけになってしまいます。
2: 新型コロナの影響で消費者行動は変化しました
「考えること」の目的が明確になっていると思いますので、続きを進めていきましょう。
新型コロナの影響で消費者行動は変化したのかというと、間違いなく変化しています。これは大手データ分析会社やマスコミの発表を待つまでもなく、実際に外へ出掛けてみるとわかります。
例えば、スーパーへ足を運ぶとわかりやすいですが、「必需品」以外の消費は落ち込んでいます。
別の言い方をすると、趣味性の高いものへの購買意欲や、今すぐ必要でないものへの投資や購買意欲が下がっているのです。
では、どのようなジャンルの商品やサービスが「必需品」として見られているのかというと、
- 食品関係
- 健康関係
- 美容関係
- ペット関係
どれも「今すぐ」必要なものばかりです。反対に急激に落ち込んだのが
- アパレル
特に、リアル店舗は営業できなかったので、ECサイトに力を入れていなかったところは、かなり厳しい結果になっています。
3: 消費者行動の変化からわかることとは
このような消費者行動の変化から、ネットを活用して集客や問い合わせ、売上を育てている僕たちが注目するべきことはというと、消費者の具体的な行動パターンの変化です。
新型コロナの影響で「ステイホーム」となったため、インターネットを使った消費者行動が増加し、次のような行動パターンが生まれているようです。
- STEP1:情報を集める
- STEP2:吟味する
- STEP3:ネット購入
パッと見た感じ、これまでと変化していないようにも見えますが、それぞれの中身が変化していきています。
例えば、STEP1「情報を集める」という部分。従来なら「Google」「Yahoo!」で検索されていたのですが、最近の情報集めの第一歩は「SNS」へ変化しつつあります。
SNSで検索し、さらに興味が出たならGoogleやYahoo!で検索。従来の検索パターンの前にSNSという検索がひとつ増えています。
STEP2「吟味する」という部分でも変化があります。それは公式サイトのレビューを信じる人が減ってきているということです。公式サイトのレビューは操作されている可能性を感じている人が増えているため、口コミとしては「SNS」での評価を重視する傾向が出てきています。
STEP3「ネットで購入」ですが、使い勝手が悪い、わかりづらいところは敬遠されます。多くの入力項目や、ややこしい返品条件、よくわからない送料などは離脱される要素になります。
4: 僕たちが今後に向けて適応する方法
購買のネット利用が激増し、会議や飲み会までオンライン化が浸透した「新型コロナ」ですが、これは視点を変えると僕たちへ有利に物事が運んでいると感じています。
SONIDOのサイトをご覧になっているということは、少なからずネットを活用した集客に興味をお持ちのはずです。従来ならネットを使った打ち合わせや商談は、消費者側の感じるハードルも高かったため「実現しづらい」ことも多々あったと思います。
しかし今回の変化によって「オンラインでの商談や打ち合わせ」のハードルはグンと下がりました。消費者の抵抗感も減少したことでしょう。
ただし、ネットを活用する会社が増えてくることは間違いありませんので、次のポイントを僕たちは常に意識しておかなければいけません。
- 消費者の不安解消を目指す
- 販売なら返品方法の対策を明確で簡単にする
- 本物が選ばれる
ネットを活用したビジネス展開は、これから増加するはずです。ほとんどの業種でオンライン化は導入されるでしょう。あなたの競合もオンラインを活用してくるはずです。
しかし、上記3つのポイントを意識して、ネットでの集客や問い合わせ獲得を行うなら、これから始めたところとは差別化が可能になるはずです。
これからのネットでは
- 良いものですから買ってください!
- 激安ですよ!(でも、返品不可です)
- 本物に似た商品やサービスなので安いです
こういったビジネスを進めているところが多いものです。
でも、こういったビジネスは長続きしません。そして消費者行動の変化でもお話しましたが、これからの消費者は深く「吟味する」ことを覚えていますので、偽物はすぐに見破られてしまいます。
4: まとめ
新型コロナによる消費者行動の変化は、これからも継続されることでしょう。
また、コロナ前の状態に戻るとも考えづらいですね。
ですから、僕たちが最善の方法として適応するためには、これまで以上に「消費者の不安を解消する」ことを優先し、専門家としてのポジションを維持する努力が不可欠になってきます。
- 買ってください!
- 激安です!
- 割引します!
こういう言葉に影響される人が減っていき、本物を吟味して探す人が増えていく。そんな風に感じています。
言うなれば「あなただから買いたい」という状態を作り出す努力こそ、未来を見越した適応方法だと思います。
追伸
「あなただから買いたい」という状況を作り出す助けになる方法としてSONIDOがご提案していることは、僕自身5年前から実践し続け、今回の新型コロナの影響も最小限で済んでいる「コンテンツマーケティング」です。
もしこれから本腰を入れて、オンラインでのサービス提供や集客活動を始めようと考えておられるのなら、一度SONIDOへご相談ください。
あなたのビジネスに合った詳しい内容をお伝えできると思います。