検索の旅の終着点は、あなたのブログ。面白いブログの書き方の技
ネットを使って検索しているということは、まだ自分が「OK」と満足できる情報に到着していないから。
もしかすると、内容や情報は十分だけれども、読みにくいとか面白くないという理由で、次々と検索を繰り返し、放浪の旅に出てしまっている見込みファンがたくさんいると感じます。
と、堅苦しく書いてみましたが、ブログは「面白くない」と読んでもらえませんし、リピートしてもらうこともできません。
じゃあ、笑える話ばかりならどうかというと、それだけが面白いものでもないんですね。
- なるほど、と思ってもらう
- そうそう、と共感してもらう
- そんなことあるの、と感動してもらう
こういう感情になってもらえるものも「面白い」になると思います。
そこで、本当の意味での「面白い」ブログの書き方を今回はご紹介します。
1: なぜ面白いブログが必要なのか
『なんか知らんけど、最近はどのブログ見ても、おもろないわ~』
『ハイ!ハイ!ハイ!わたしも、そう思いますよ!!!』
『ハイは一回でええ!』
『ハ~イ』
『ハイは短く切れ良くや!』
『いや、ほんと、面白くないですよね。』
『なんやねん、その中途半端なボケは。もう一回ボケるんが、お約束や。』
『まぁ、ボケの話は置いておいて、面白くないブログが多いですよね。』
『イヤ、ほんまにな、多い多い。』
『で、あなたのブログは面白いのですか?』
『当たりまえやん、おもろないはずないやん。まぁ~見てみいな。』
『ハハハ・・・。』
『どや、おもろいやろ?』
『ハハハ・・・笑えませんね。』
『ウソ、そんなことないって、あんたのセンスが鈍感なんやで』
『では、Googleアナリティクスで見てみましょう。
数字はウソをつきませんからね。』
『そんなん、わかるん。』
『はい、わかります。』
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『今、見てみましたが、そのブログの記事はなんと。。。
滞在時間の平均が「2秒」です。』
『めっちゃ、早いこと読む人やな。
速読の達人やな、この記事、見てるの。』
『いいえ、速読の達人ではないと思いますよ。
単純に
「おもしろくない!」
だけですから。』
『・・・・・・。』
ブログは読んでもらってこそ意味があります。
一方通行で情報やノウハウを提供しているだけでは、他の面白くないブログと同じです。
あなたがネットで検索して、たどり着いたブログを読んでみて、情報が役立ったとしても「普通のブログ」だった場合、そのサイトを覚えていないと思います。
(一週間前にたどり着いたブログを覚えていますか?)
まして、面白くないのに「ブックマーク」をすることもないでしょう。
これでは、ブログを通して「ファン」になってもらうことなんて、不可能なことだと思いませんか?
だからこそ、普通のブログではなく、面白いブログを書くことで「自分に興味」をもってもらえる可能性がアップするのです。
ブログで有利なポジションに立つためには、SEOをはじめとしたテクニックも必要になります。
これは認めなくてはいけないことです。
⇒SEO対策でキーワード上位を狙うブログのポイント7つを紹介
しかし、ブログで最後に勝負するのは「文章」です。
なら、人に興味を持ってもらえる「面白いブログ」を書くことは、PVアップやファン増加、ビジネスでの成功に必要なことだということが、わかってもらえると思います。
2: ブログの目的は必須条件
『もうアカンかとおもたで、意識なくなったときは。
ナニ、オレのブログ、おもろないの?全然?ホンマに?』
『ハイ!』
『こういうときは、きれいな返事しよるな。』
『面白くない理由を教えてほしいですか?』
『聞いたってもええで~。』
『じゃあ、教えません。』
『すいません、教えてください・・・。』
『すばやい変わり身ですね。』
『これがオレの処世術ちゅうもんや。
アカンと思たら、すぐあやまる。
はよ、教えて・・・』
『わかりました。それでは次の2つをもう一度考えてみましょう。』
(1)誰に向かって書いてますか
ブログをはじめたときに「誰」を絞っているはずなのですが、時間が経つと曖昧になってくることがあります。
気がつかないままブログを更新し続けて、自分だけが「面白い」と思うことばかりになるのは、よくあることです。
ですから、ここでもう一度、これから書くブログの記事は「誰」に向かって書くのかをはっきりとさせましょう。
「誰」がはっきりしてくると、その人が「面白い」と感じるツボが見えてきます。
確かに、その人だけしか「面白い」と感じないかもしれませんが、それで十分です。
まずは「誰」に向けて書くのかを、はっきりとさせましょう。
(2)ブログの目的はなんですか
これから「書くぞ」と考えている記事は、どういう目的がありますか?
- 独り言
- ノウハウを伝えるだけ
- 興味を示してほしい
- 感動させたい
- 共感させたい
- 笑わせたい
このような目的を決めないで何となく書くと、最後には自然と「良いところ」に落ち着くと考えておられる方もいらっしゃいますが、それは偶然の産物です。
または、スゴ腕のライターです。
そんな偶然に任せるのではなく、最初に目的を決めておきましょう。
これだけで、ブログの面白さがグンと変わってきます。
3: まずは3つの基本を知っておこう
『なるほどな~、最近「誰」とか「目的」て忘れてたわ。』
『この2つは気にしていないと忘れやすいですし、忘れても何となく書けてしまうので、それがまた問題だったりします。』
『「誰」と「目的」をきっちりハッキリしたら、次はどんな方法があるん?』
『まずは、ブログを面白くする3つの方法があります。』
(1)自分、登場!
ノウハウを伝えるときに多いのですが、「書き手が居ない」文書になることが多いです。
淡々と、粛々と、解決のためのノウハウが語られるブログ。
確かに役に立ちますし、便利なことは間違いありません。
でも、役に立つノウハウや便利な情報は、Googleさんで検索すると他にも沢山出てきませんか?
ノウハウや便利な情報は毎日増え続けていますし、これからも増え続けていきます。
ということは、あなたのブログだけを見る理由がありません。
他にもあるのですから、どこに見に行っても構わないわけです。
だからこそ、ブログに自分を登場させましょう。
「あなた」という人物がわかる、写真でもいいです。
「あなた」の話し言葉を書いてもいいです。
あなたの考えや想いを、ブログの中に取り入れてみるということです。
「あなた」が不在のブログは、もっとも面白くないブログの典型です。
(2)体験談や具体例は最強
体験談や具体的な例は、共感を得やすいものです。
商品を使ってみた体験談でも良いですし、過去にあった経験も十分に面白いブログになりえます。
体験談や具体例というのは、同じ商品やサービスを受けたとしても、人によって受け取り方がバラバラです。
ということは、それだけオリジナリティがあるということですし、あなたらしさをブログで表現することにもなります。
(3)喋らせろ!
説明しているだけの文章が、非常にわかりやすいこともあります。
急いで調べるときは、なおさらです。
でもね、ほとんどのブログを見ている人たちは、そんなに急いでいません。
急いで説明を読むよりも、何かワクワクとするようなものを読みたいのです。
そこで登場する方法が「喋らせる」ということです。
「セリフを使って、話してるように書いていく。」
という方法もありますし、
「話し言葉で書いていく。」
という方法もありますね。
「です、ます調」から一度離れて書いてみると、人間味が伝わるブログになります。
4: もっとブログを面白くする方法
『わかってきました~!!!
そうか。最近は「です、ます調」で書いてるわ。』
『そうですよね、別人みたいな堅い文書ですもんね。』
『そうやねん。その方が読みやすいかなと。
でも、ちがうんやな。確かに「自分」はそこに居いいひんわ。』
『ですよね。
もう少し自分を出して書く方が、面白いブログになるでしょうね。』
ここまででも、十分に面白いブログに変わることができるのですが、もっと変身するための「技」があるのでお話します。
(1)失敗談、不幸話をする
人は、どんな人でも、他人の失敗や不幸は大好物。
という側面もありますが、失敗談や不幸話は誰かの役に立つことが多いものです。
「あ~、そんな失敗するんだ」と、前もってわかってもらえたら、それでOKですから。
失敗談や不幸話を笑いながら書けるのは、あなたが十分に乗り越えた証明でもあります。
だから、人は興味をもってくれるのでしょうね。
(2)感情を出す
人間と動物の違いは「感情表現」が出来るかどうかです。
そして、人間は感情を「文章」にすることができる知能を持っています。
だから、感情をブログに書かないことは、もったいないことです。
感情を出して書くと「誰かに良く思われないかも」と心配する人もいますが、それはその時です。
あなたに合わない人が、早い段階で去っていったと思いましょう。
そして、あなたのブログは芸能人のブログではありませんので、そんなに知っている人はいないということです。
感情を出すことで、あなたに共感してくれたファンを大切にしましょう。
(3)イラストや写真を使う
文字だけでは「面白く」ないですよね。
そして、文字だけだと、読んでいて疲れます。
ということで、イラストや写真を使うと面白さが変わります。
イラストや写真も、無料イラストや無料画像ではなくて、自分で手書きしたものを使った方がより面白くなります。
イラストや写真の面白さに自分らしさがプラスされますので、共感してもらえることが増えてきます。
「下手だし・・・」というのは無関係です。
まずはイラストや写真を使って、あなたらしさを出すことです。
(4)説教しない
ついつい、自分の得意なことや知っていることだと、説教してしまうことがあります。
そんなつもりはないのに、後から見ると「誰に説教してるんだ、コイツ」と自分で言ってしまうこともあると思います。
ポイントは
- 上から目線にならない
- 傲慢にならない
というところでしょうか。
(5)最初の2~3行で日常を出す
ブログの始まりの2~3行は、大変大事なところです。
ブログまでは訪問されても、ブログの始まりの数行を読んで「面白くない」からと即離脱する訪問者も多いもの。
これではせっかく訪問してもらったのにもったいないですよね。
そこで、最初の2~3行には、自分らしさを出すために日常的なことを少しだけ書いてみましょう。
「土曜日の午前中、サーフィンに行こうと部屋を出たら、嫁と子供にボードを隠された○○です。」
記事とは無関係でも、ブログを書いている人の人間味が伝わりますし、その人の日常を知ることで距離感が近くなります。
5: ブログから愛が伝わるポイント
『そうか、そうか、ポイントは自分を出すことやな。』
『そうですね。ブログを書いている人と読んでいる人との距離を近づけるには、個人的なことを伝えたり見せたりすることが大事ですね。
もし、こういったことがキライでノウハウばかりがほしい方がブログへ訪問されているのなら、「ファン」になる人は少ないですからもう一度「誰」を考えた方が良いですね。』
『そなや、今のままやったら、見に来てくれてる人の目的がわからんからな。
自分を出して行って、濃い「ファン」を大事するで~』
『では、最後に、細かいことですが、面白いブログの書き方で見落とされることが多いポイントを紹介しておきましょう。』
このポイントは読み手に対する「愛」とも言えます。
単純なことなのですが、このポイントが出来てないから損をしているブログもあります。
(1)読みやすさのキモ、句読点
面白いことを書いているのに、文章が呪文やお経のように「文字がずら~っと並んでいる」と読みにくいので読まないですよね。
わざわざ読みにくい文章を「がんばって」時間をかけて読もうとは思わないので、残念ながら離脱されてしまうことになります。
で、この原因は何かというと「句読点」が入ってないことなんです。
(特に読点「、」ですね。)
「じゃあ、句読点はどこに入れたらいいの?」と聞かれることが多いものですが、まずは声に出して文章を読んでみると、
- 息つぎする場所
- つまる場所
- 意味が変わる場所
が見つかります。
このポイントが句読点を入れるところ。
文学小説などのように、巧みに紡がれた文章を書くことが目的ではありませんから、訪問者が読みやすいように整えると考えてください。
(2)行間
行間は、文章の見た目を左右します。
同じ文章で、同じ文字数でも、行間が広いと読みやすく感じます。
反対に文字がギュウギュウに詰まっていると、内容とは関係なく「難しそう」と感じて読まないことを選びます。
行間の取り方は、人によって違いますが、自分が好きなブログのマネをするところから始めてみてください。
(3)誤字脱字
次に、誤字脱字です。
誤字脱字は無いにこしたことはありませんが、残ってしまうものとわりきりましょう。
あまりに多いのは論外として、ちょっとだけなら見つけたときに修正するのでも大丈夫です。
紙に印刷しているのではありませんから、いつでも修正可能ですからね。
ブログを投稿してから数日後に読みかえすと、誤字脱字が発見しやすくなります。
見つけたときに修正しましょう。
6: まとめ
検索されて、クリックまではOK。
ブログが目の前に表示されて、「1秒、2秒、3秒」で離脱。
これでは、せっかく書いた記事がもったいないですよね。
そんな「もったいない」を回避しながら、ファンをつなぐのが「面白いブログ」なのだと思います。
単に説明だけをしているブログは、たくさんあります。
それこそ、大手メーカーなどはお得意の領域です。
でも、その情報を見て「ファン」になることは少ないでしょう。
便利なサイトとしては活用するでしょうけれど、「ファン」にはなっていないはず。
でも、私たちが目指しているブログは、「ファン」をつなぐためのブログですから、情報よりも「自分」に惚れてもらう必要があります。
- このブログの人、おもしろい
- このブログの人、よく似てる
- このブログの人、ブログ好きなんだな
こういう感情を抱いてもらうことが必要です。
そのためには「面白いブログを書く」ことは、避けて通れないことですし、自分自身がブログを楽しむためにも必要なことだと思います。
面白いブログでライバルと差別化して、あなたにぴったり合ったファンと長く楽しくつながっていきましょう。
ちなみに、僕の個人的おすすめブロガーさんはこの人。
真似できるところはまねばしてもらおう!!
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