集めてる中小企業は知っている。自社ホームページ集客方法のポイント
ネットに溢れている「ホームページ集客」ノウハウ。
少し検索しただけで、いっぱいあります。
例えば、
- SEO対策で集客する
- Facebookで集客する
- Instagramで集客する
- Youtubeで集客する
- LINE@で集客する
- メルマガで集客する
そして、
- ブログで集客する
- メディアサイトで集客する
- スマホのサイトで集客する
数え切れないほどのノウハウがあります。
そして「日本でただ1つのノウハウ」と謳っているところもあります。
では、これらのノウハウは、本当に集客方法として使えるのでしょうか?
それとも本当は使えないのでしょうか?
今回は、ホームページ制作からホームページ集客までをトータルでお手伝いしている経験から、中小企業様がホームページ集客を行うときのポイントをお話してきます。
1: 本当に使えるの?
さて、最初にお話しました様々なノウハウ。
これらは本当に集客方法として使えるのか、ということです。
先に答えをお伝えしますと、
『使えます!』
これが答えです。
では、なぜ思うように「集まらない」のか。
ここに疑問が起こると思います。
そこで集まらない理由を考えてみると、こうなります。
「集まらない原因」がノウハウでは解決できないことだから
ということなんです。
この「原因」を正しく見つけずに、あれこれノウハウだけを手に入れ試しても、思っているような集客には結びつきません。
本当に多くの「集まらない」とおっしゃる方が、この「原因」を見逃しています。
では、なぜ見逃すのかというと、ホームページ集客を行う前段階に理由があるんです。
2: まずは意味と目的を知ってください
「ホームページの意味と目的を知りましょう。」
ひとことで言うと、こういうことになります。
「えっ?ホームページの意味と目的?」
こんな疑問が頭の中に出てきたのではありませんか?
ホームページには意味と目的があります。
「知り合いの会社にもあるから、自分のところも作った。」
これでは自社のホームページを持つ意味と目的がありません。
- なぜ自社のホームページを持つのか
- なぜ自社のホームページが在るのか
地味で基本的な問いかけですが、非常に重要な質問です。
もし、自社のホームページを
- 名刺みたいなもの
- 商工会で知り合いに勧められたから
- 安くで作ってくれる人がいたから
このようなことが
「ホームページを持つ意味」
「ホームページが在る目的」
だったなら、実は自社のホームページは必要ないのかもしれません。
となると必要のないものが、集客効果を発揮すると思いますか?
今、集客できないと思っている(または言っている)ホームページの意味と目的を今一度、見直してください。
本当に会社の集客にとって、ホームページが必要なのか。
必要だとすれば、集客全体の何割がホームページから必要なのか。
ホームページから集客したいお客様は、どんな人なのか。
- 何歳で
- 男性なのか女性なのか
- どこにお住まいなのか
- どんなことに興味があるのか
1995年~2000年頃のように、ホームページが在るだけでアクセスが増え、それなりに売上げが上がった頃とは、今は違います。
ホームページの意味と目的をはっきりさせていることが、ホームページ集客を行う前段階で大切になってきます。
もし、曖昧だなと思われたなら、一度ゆっくり見つめ直してみてください。
そうすると「集まらない原因」も見えてきます。
3: 中小企業での効果
ここでお伝えしたい情報があります。
2013年に発表された中小企業白書の情報です。
この中で、中規模企業と小規模企業の自社ホームページ開設状態が発表されています。
2012年時点の情報ですが、自社ホームページを開設または保有しているのは
- 大企業:95.6%
- 中規模企業:80.4%
- 小規模企業:46.3%
統計が取られたときよりも、現在はもう少し増えているかもしれません。
しかし、5年、10年続く会社は多くありませんから、結果として同じくらいなのかとも思います。
この数字を見て僕が感じるのは、
「まだまだ自社ホームページは中小企業には普及していない」
ということです。
普及していないということは、まだまだ「勝てる」ということ。
そして大企業が出来ないことをする領域が残っているということです。
特に、お客様に寄り添った仕事は、中小企業の得意分野です。
画一的な仕事が得意な大企業とは違い、細かな変更や要望に対応できるのが中小企業の強みです。
強みを生かした情報を発信する自社ホームページを持つことは、まだまだ競争相手が少ない中では有利です。
- 大企業をマネしたもの
- とりあえず作ったもの
- どこにでもある美しい言葉とデザインが使われたホームページ
このようなものではなく、
中小企業だからこそできる「強み」を生かしたホームページこそ、競争相手が少ない中で
- 集客力
- 営業力
- 販売力
- 販路拡大
の効果をもたらせてくれます。
自社ホームページを使った集客は、費用ばかりかかって効果がないというものではありません。
正しく準備することで、自社ホームページはロングスパンで安定した集客をしてくれる、中小企業にとって頼もしい相棒になります。
4: 集めるためにやること
ホームページを使った集客を行う前準備と、ホームページを使う効果をお話しました。
ここでは実際に、お客様を集めるためにやることをお伝えします。
(1)チラシとは違うことを知ってください
ホームページは折り込みチラシとは違います。
何が違うのかというと、見ている人の意識です。
チラシは新聞や雑誌に入っています。
だから、興味のない人の目にも入ります。
チラッとだけでも入ります。
そこで引きつけられれば販売につながります。
しかし、ホームページは違います。
ホームページを見てもらうためには「検索」して、たどり着いてもらう必要があります。
ということは、「検索」している人にとってホームページが「興味のあること」でないと見つけてもらえないということです。
チラシとは違い、興味のない人の目の前に「はい、ホームページです!」と表示することができないんです。
この違いを覚えておいてください。
(2)興味のあることとは?
じゃあ、ネットで検索している人が興味を持つこととは何でしょう。
少し考えてみてください。
・
・
・
・
・
興味を持つことは
『自分のこと』
これにつきます。
(3)自分のことって?
人は自分が大好きです。
自分のことが興味の最優先事項です。
特に次のようなことは、時間を使ってでもネットで検索するくらい興味のあることです。
- 悩みの解決法
- 問題の解決法
- フラストレーションの解決法
おわかりでしょうか?
中小企業が自社ホームページを使って集客するために必要なのは、この3つを提供することなんです。
ポイントは
「解決」する方法を、あなたの会社が持っている
これを伝えるようにすることです。
- かわいくなる方法
- キレイになる方法
- モテる方法
- デートへ誘う方法
- お金が儲かる方法
こういった商材が、いつの時代でも売れているのは、同じ理由です。
悩みや問題、フラストレーションを解決したい人が集まっているのですね。
「解決」の提供が集客を成功に導くためにやることです。
そして、可能なら「解決」した未来を想像させてあげてください。
ここまで出来れば、あなたはプロのコンサルタントやマーケターと同じスキルを持っていることになります。
5: まとめ
中小企業の方が
「自社ホームページを使って集客できない」
ということを耳にすることは多いです。
しかし、それには理由があります。
冒頭でお話した「前準備」が、実はしっかり出来ていないということがあります。
「何となく」というのが多いので、ここは見直すポイントです。
そして、前準備が出来たら、ホームページを使う効果を知ってください。
あなたの会社で必ず同じようになるとは言えません。
しかし、少し違った形で効果が出ることに変わりありません。
最後にホームページを使って集客するポイントです。
あちこちのノウハウやセミナーでも話されていることですが、今回お話しさせた頂いたことが全てだと言っても過言ではありません。
でも、多くの人は残念ながらすぐに忘れてしまいます。
そしてテクニックや新しいノウハウに走ってしまいます。
その結果、最初にお話したような様々なノウハウだけを試して、どれも成果が出ないということになることが多いです。
どのノウハウが良いのかは、あなたの会社によって変わります。
でも、集客するポイントはノウハウが違っても変わりません。
ですから、集客するポイントにフォーカスしてください。
けっしてノウハウに踊らされないでください。
数十万円を使ってノウハウのセミナーへ参加するのなら、そのお金を使ってお客様や見込み客と会食された方が、ホームページ集客の本質に近づけると思います。
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