ホームページ集客がうまくいかない6つの原因
- ホームページをリニューアルする。
- ホームページを改善したい。
中小企業もITの活用、インターネットの活用が勧められていますが、最新技術や情報を活用するノウハウの進化が早いため、都度対応していくことは簡単ではありません。
また日進月歩でアップデートされるツールや仕組み。
特にSNSと動画、スマートフォンは、中小企業がネットを使って集客しようと考えたとき、従来よりも複雑になった原因とも言えます。
一般的な「儲かります」系の情報には、ネットでの集客は簡単にできるような印象で書かれていますが、実際のところ「ネットでの集客は難しい」という現実を理解しておくことが必要です。
とりあえずホームページを作っておいたらお客さんが来た。
ホームページやブログを公開したら、問い合わせがガンガン来た。
ということも、まれにありますが大多数のホームページやブログから、そんなことは起こりません。
「ネットでの集客は難しい」という現実をご理解いただいた上で、今回はライバル達のホームページから抜けだし、集客できるホームページへ改善するときのポイントとして「うまくいかない原因」をお話していきたいと思います。
目次
1: 思いつき運営
ホームページやブログを始めたのにうまくいかない。
大変、悲しい現実です。
しかし、うまくいかない原因があります。
原因がなければ結果はありません。
まず、うまくいかない原因として多いのが「思いつき運営」です。
どのような運営なのかといいますと、意外に多いのが「目的をはっきりせずに運営している」パターンです。
- 取り扱っている商品を売りたいのか
- 問い合わせがほしいのか
- 資料請求してほしいのか
ホームページやブログを運営する「最終目的」が、明確になっていないことが多いです。
なぜ明確になっていないのかを考えますと、次のような理由があります。
「ホームページ運営担当者以外の上司や部署が、思いつきで口を出す」
ある上司は「集客を優先しろ」という。
ある部署は「資料請求が大事でしょ」という。
ある部署は「問い合わせしてもらわないと」という。
別の上司は「ネットで商品を売れよ」という。
これ、困りますよね。
ホームページ運営の担当者としては、迷走するしかありません。
あれもこれも、ひとつのホームページやブログへ組み入れて、気がつくとどうしたいのかがわからない。
よくある「うまくいかない」原因です。
次に多い「思いつき運営」は、コレです。
運営やホームページに関することを、外部の会社へ依頼したにも関わらず、あれこれ担当レベルで改善依頼を出すパターン。
会社レベルや部署レベルでの総合的な改善なら、方向性は保てるのですが担当レベルの思いつきだけで改修依頼をすると、目的が曖昧になったままになります。
どちらも同じですが、まずは任せた人を信頼することから始める必要があります。
2: 検索されていないキーワードに力を入れる
アクセスが伸びないホームページやブログで多いのがコレです。
「検索キーワードの選び方が間違っている。」
大きすぎるキーワードの場合、全国を相手にしてしまいます。
また、自分のホームページやブログへ、普段どんなキーワードで訪問されているのかを知っておく必要もあります。
キーワードの選び方が曖昧になっていると、検索されても上位に表示されませんから、誰の目にも留まらないという悲しい結果になります。
- キーワードに地域名を入れる。
- 別の言い方はないか考える。
検索結果の上位10位以内に入っていないと、アクセスが伸びることはほとんどありません。
キーワードの選定は、検索されているキーワードに力を入れることが必要です。
「seoキーワード」の選び方教えます!ホームページ制作のプロが薦めたくなる「キーワードの選び方」
3: 競合他社には見向きもしない
競合他社のホームページをご覧になられたことはありますか?
ネットを使った集客や販促では、リアル店舗とは違い、他社と比較されることは避けられません。
あなたのホームページやブログを見ている人は、同時に競合他社のホームページやブログも見ていると思いましょう。
「うちだけ特別」と思っていても、
- 競合のホームページの方が素人ウケする情報だった。
- 誰もが読みやすい文章だった。
- 知らなかっただけで、競合は動画を使っていた。
などということは、普通にあり得ます。
競合他社と比較されることを前提にして、自社のホームページやブログに足りないところ、勝っているところを明確にしておきましょう。
4: 間違ったホームページ制作会社を選ぶ
間違ったホームページ制作会社のポイントを紹介しましょう。
・知人や身内に、ITに詳しい人がいるので作ってもらう
→ダメなものでも断れない
・広告代理店や経営コンサルタント、士業の紹介
→紹介料などの中間マージンが発生しているので高額になりやすい
・アーティスト気質でデザインにこだわる
→デザインより、マーケティングを含めた集客が大事
・制作会社の担当者と直接打ち合わせする機会がない
→制作者のスキルが低いことがある
・対応や連絡が遅い
→後々のことを考えても対応や連絡が遅いのは×
・営業だけが上手い
→営業がホームページについて正しく理解していることは、あまりありません
・電話で営業してくる制作会社
→なぜ、電話で営業しているのかを考えてみましょう
間違いをおかさないためにも、この点を注意することが必要です。
次にホームページやブログから「何を伝えたいのか」を明確にしておく必要があります。
社内の状況(費用や人員など)も明確にし、ホームページ制作会社へ伝えましょう。
「どんなホームページやブログにしたいのか」を、制作会社の経験と知識を活用して打ち合わせしていくことをオススメします。
どれだけ自分たちと制作会社が、お互いに深く関われるかが「集客できる」ホームページやブログを作る鍵となります。
ホームページ制作で失敗しないために、今すぐ知ってほしい18のポイント
5: お金を掛ければ成功する
半分正解で半分は不正解です。
ホームページやブログのサイトを作ることは、昨今非常に難解になっています。
作りそのものではなく、ネットで集客できる仕組みを作り上げることが難解なのです。
そして難解なことを行うのは、お金を頂き仕事といっても「人」です。
人は感情的な部分では、おどろくような情熱で仕事ができますが、お金だけでは情熱が湧いてこないもの。
「お金を払ったら要望通りのものができるだろう。」というのは間違いではありません。
しかし作る側に情熱がないと、ただの「YESマン」となり、最終的に集客力が弱い曖昧な目的のものになりかねません。
制作に対するお金は必要ですが、それよりも良い関係で長く付き合える、外部の業者としてではなく「ビジネスパートナー」として選べる制作会社と一緒に作り上げることが必要でしょう。
6: テクニック至上主義
ある程度はテクニックが必要です。
しかし、一番目にテクニックが必要なのではありません。
これからのホームページやブログでの集客は、訪問者の悩みや問題を解決する内容(コンテンツ)が大切です。
ホームページにコンテンツが重要な理由。コンテンツ不足はチャンスを失う?
その上で、訪問者へ自社の伝えたいことを表現する、という流れになりつつあります。
従来のようにテクニックだけでは集客に差がつきにくい現状。
商売が「モノ」ではなく「コト」が好まれるようになったのと同じように、ホームページもテクニックではなく、内容で選ばれるようになったと言えるでしょう。
7: まとめ
複雑化したマーケティングのノウハウやSEO対策におけるテクニック。
内容のある良質なコンテンツ作成の指導。
売り手の情熱や伝えたいことを落とし込める関係性。
これらのことに関われる自社の体制、ビジネスパートナーとして関われる情熱を持ったホームページ制作会社と繋がることが、集客できるホームページやブログを持つ近道になるでしょう。
ネットの世界は止まることを知りません。
昨日まで流行っていたことが、明日は見向きもされないこともあります。
しかし最後に残るのは人と人との関係性ですし、そこから新たな集客方法や自社に即した方法を一緒に見つけだすことが可能になると思います。
ぜひ、今回お話しました「うまくいかない原因」をもう一度ご覧になり、ビジネスパートナーとして付き合える制作会社を見つけつつ、自社の運営体制も見直してみてください。
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