「ブログを始めたけれど、なかなか成果が出ない」
「SEOに大事だと聞いたけれど、何を書けばいいのか分からない」
「更新が続かず、いつの間にか止まってしまった」
こうした悩みを持つ中小企業の担当者は少なくありません。
コンテンツマーケティングとは、見込み客にとって役立つ情報を継続的に発信し、信頼関係を築きながら、問い合わせや契約につなげていく手法です。
ブログは、その中でも最も取り組みやすい発信方法の一つです。
ブログの役割は、アクセスを増やすことだけではありません。
営業担当者が毎回説明していることや、お客様が契約前に不安に感じていることを、ホームページ上で先に伝えておく役割もあります。
ただし、ブログは書けば必ず成果が出るものではありません。
目的を持たずに書き始めると、更新が続かなかったり、書いても検索に出てこなかったりします。
この記事では、ブログでコンテンツマーケティングに取り組むときに押さえておきたい7つのポイントを解説します。
なぜブログが、コンテンツマーケティングの中心になりやすいのか
コンテンツマーケティングには、ブログのほかにも、SNS、メールマガジン、動画などさまざまな形式があります。その中でもブログは、次の理由から中小企業にとって取り組みやすい形式です。
- 検索エンジンからの流入を、長期的に積み上げられる
- 一度公開した記事が、その後も読まれ続ける(広告のように出稿を止めると流入も止まる、ということがない)
- 動画や凝ったデザインがなくても、文章だけで始められる
- 過去の問い合わせやお客様との会話が、そのままネタになる
ただし、これは「ブログさえ書けば集客できる」という意味ではありません。
目的や続け方を間違えると、更新が止まったり、書いても誰にも読まれなかったりします。
ここから、実際に書くときのポイントを見ていきます。
ブログを書くときの7つのポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ①誰に向けて書くかを決める | 読者像とその悩みを具体化する |
| ②無理のない頻度を決める | 継続できるペースを最優先する |
| ③検索意図に合わせて書く | 読者が知りたいことに直接答える |
| ④タイトルと見出しに時間をかける | 読むかどうか、読み進めるかどうかはここで決まる |
| ⑤次の行動を用意する | 読んだ後にできることを示す |
| ⑥自社の言葉で書く | どこかで読んだような表現を避ける |
| ⑦完璧を求めすぎない | 公開してから育てる意識を持つ |

①誰に向けて書くかを決める
最初に決めたいのは、テーマではなく「誰に向けて書くか」です。
次の4点を整理しておくと、書く内容がぶれにくくなります。
- 誰の悩みに答える記事なのか
- その人は、今どんな情報を求めているのか
- 読んだ後、その人にどうなってほしいのか
たとえば「外壁の劣化が気になり始めた築15年の戸建てにお住まいの方」のように、具体的な人物像を思い浮かべられると、書く内容がぐっと定まります。
「誰にでも当てはまる記事」を目指すと、結果的に誰の心にも残らない記事になりがちです。
②無理のない頻度を決める
コンテンツは、定期的に更新することが重要です。
ただし、最初から高い頻度を目標にすると、続かなくなります。
ポイント
目安としては、週1本、月4本程度から始めるのがおすすめです。体制に余裕がある場合は、最初の3〜6か月だけでも月6〜8本ほど公開すると、記事の蓄積を早められます。ただし、内容の薄い記事を急いで増やすよりも、読者の疑問にしっかり答える記事を継続することが大切です。難しい場合は、まず月2本程度からでも構いません。
自社のリソースに合わせてスケジュールを組み、まずは決めた頻度を守ることを優先してください。
更新が長期間止まると、情報が古くなったり、記事を改善する機会を失ったりします。
新しい記事を増やすだけでなく、過去の記事を見直す時間もあわせて確保しましょう。
③検索意図に合わせて書く
読者がその言葉で検索したとき、何を知りたいと思っているかを想像しながら書きます。
たとえば「外壁塗装 費用」と検索する人は、まだ業者を決めておらず、まず金額感を知りたいと思っています。
この段階でいきなり「今すぐお問い合わせを」と迫るページを見せても、警戒されるだけです。
費用の内訳や、価格が変わる要因を丁寧に説明する内容が向いています。
検索する人が今どの段階にいるかによって、書くべき内容は変わります。
実際に検索し、上位の記事がどのような疑問に答えているかも確認します。
ただし、上位記事の内容を並べ替えるだけでは、自社の記事を読む理由は生まれません。
自社の経験や考え方を加えることが必要です。
キーワードの選び方や検索意図の考え方については、塗装業のSEOキーワード選定でも詳しく解説しています。
④タイトルと見出しに時間をかける
どれだけ良い内容を書いても、読まれなければ意味がありません。
検索結果で記事を開くかどうかはタイトル、記事を読み進めるかどうかは見出しに大きく左右されます。
タイトル・見出しを作ったら、次の点を確認してください。
- 具体的な言葉になっているか(あいまいな表現になっていないか)
- 何が得られる記事か、一目で伝わるか
- 数字を使った方が具体的に伝わる部分はないか
- 長すぎず、簡潔にまとまっているか
タイトルと見出しは、記事を書き終えたあとに何度か見直す時間を取る価値があります。
⑤次の行動を用意する
読者に、質の良い記事を届けるだけでは十分ではありません。
読み終えたあと、何をしてほしいのかを明確にしておきます。
- 関連する記事を読んでもらう
- 資料をダウンロードしてもらう
- 無料相談やお問い合わせにつなげる
- メールマガジンやLINEに登録してもらう
記事の最後に、次に進んでほしい行動を、押しつけがましくない形で案内しておきます。
これは、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)とは?で紹介している「小さな行動を積み重ねる」考え方と同じです。
ただし、すべての記事から、すぐに問い合わせへ誘導する必要はありません。
まだ情報を集めている段階の読者には関連記事や資料を案内し、具体的に依頼先を探している読者には相談や見積もりを案内するなど、読者の段階に合わせて次の行動を変えます。
⑥自社の言葉で書く
難しい言葉や、作家のように洗練された文章は必要ありません。
文法や読みやすさには注意しながら、自社が普段お客様に説明している言葉で書くことが大切です。
むしろ、教科書のような文章より、自社らしさが感じられる文章の方が、読み手に印象を残します。
たとえば、「高品質な施工を提供します」と書くだけでは、どの会社にも当てはまります。
一方で、「見積もりでは、塗料代だけでなく、下地処理にどこまで費用をかけるかも説明します」と書けば、その会社の考え方が伝わります。
ただし、「自社らしさ」と「くだけすぎた文章」は違います。
読みやすさを保ちながら、自社の考え方や、実際の経験に基づいた言葉で書くことを意識してください
。誰が書いても同じになるような一般論だけの記事は、読み手の記憶に残りにくくなります。
⑦完璧を求めすぎない
完璧な記事を目指すと、いつまでも公開できなくなります。
目的とテーマが決まったら、まずは書き上げてみることが大切です。
公開後に、アクセス状況や反応を見ながら、内容を見直していく方が現実的です。
最初から100点を目指すのではなく、公開してから育てていくという意識を持ってください。
中小企業のブログで書きやすいテーマ
「何を書けばいいか分からない」という場合は、次のようなテーマから探してみてください。
- お客様からよく聞かれる質問
- 依頼前に不安になりやすいこと
- 料金や見積もりの考え方
- 業者を選ぶときの注意点
- 失敗しやすいこと
- 実際の施工や対応の流れ
- 自社が大切にしている判断基準
- 業界で誤解されやすいこと
- 過去の事例から分かったこと
- 季節ごとに増える相談
ブログのテーマは、会議室で無理に考えるより、普段のお客様との会話から探した方が見つかりやすくなります。
記事の基本構成を決めておく
毎回ゼロから構成を考える必要はありません。
次のような基本の型を作っておくと、執筆の負担を減らせます。
- 読者が抱えている悩み
- 先に結論
- なぜそうなるのか
- 具体的な方法や注意点
- 自社の経験や具体例
- まとめ
- 次に読んでほしい記事や相談窓口
「悩みを示す→結論を伝える→理由を説明する→具体例を出す→次の行動を案内する」という流れを決めておくだけでも、記事ごとの構成に迷う時間が減ります。
ブログを続けるために、実際にやること
ここまでの7つのポイントを踏まえたうえで、実際に継続するためのやり方を整理します。
- ネタ帳を作る:思いついたテーマ、お客様からよく聞かれる質問、現場で気づいたことを、書く前にメモしておきます。書くたびにゼロから考えると、負担が大きくなります。
- 1本あたりの型を決めておく:導入、本文の見出し構成、まとめ、といった型を決めておくと、毎回の執筆時間を短縮できます。
- 過去の記事を見直す:新しい記事を書くだけでなく、すでに公開した記事のアクセス状況を定期的に確認し、情報が古くなっていないか、加筆できる部分はないかを見直します。
まとめ
コンテンツマーケティングのブログは、書けばすぐに成果が出るものではありません。
次の7つのポイントを意識することで、続けやすく、読まれやすい記事になります。
- 誰に向けて書くかを最初に決める
- 無理のない頻度から始める
- 検索意図に合わせて内容を変える
- タイトルと見出しに時間をかける
- 読んだ後の行動を用意する
- 自社の言葉で書く
- 完璧を求めすぎず、公開してから育てる
ブログ記事が、検索から自社を知ってもらう入口として積み上がっていくことが、コンテンツマーケティングの強みです。
広告とは異なり、公開を止めた瞬間にすべての流入がなくなるわけではありません。
焦らず、無理のないペースで続けていくことが、結果的に一番の近道になります。
見込み客との関係づくり全体の考え方はダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)とは?、検索から見つけてもらうためのキーワードの考え方は塗装業のSEOキーワード選定もあわせてご覧ください。
よくある質問
Qブログの更新頻度は、どれくらいが目安ですか?
まず週1本、月4本程度が一つの目安です。早く記事を蓄積したい場合は、最初の3〜6か月だけ月6〜8本ほどを目指す方法もあります。ただし、無理な頻度を設定して更新が止まるよりも、内容の質を保ちながら継続できる体制を作ることが重要です。難しい場合は、まず月2本程度からでも構いません。
Qブログを書いても検索に出てきません。なぜですか?
検索する人が知りたいことと、記事の内容がずれている可能性があります。狙っている言葉で検索する人が、今どんな情報を求めているかを想像しながら書くことが大切です。また、公開したばかりの記事は、すぐに検索結果へ反映されないこともあります。内容が不十分な場合は、公開後に加筆や見直しを行うことも必要です。
Q文章を書くのが苦手でも、ブログは続けられますか?
正確な文法や洗練された文章は必須ではありません。自社の言葉で、実際の経験に基づいた内容を書く方が、読み手の印象に残ります。ネタ帳を作っておく、記事の型を決めておくといった工夫で、負担を減らしながら続けることができます。
Q1本の記事に、何を書けばいいか分かりません。
誰に向けた記事かを最初に決めることから始めます。過去にお客様から聞かれた質問や、現場でよくある悩みは、そのまま記事のテーマになります。完璧を目指さず、まずは書き上げてみることも大切です。
続けられるブログの構成を、一緒に整理します
「ブログを始めたいが、何から書けばいいか分からない」
「更新が続かず、いつも途中で止まってしまう」
「書いているのに、検索から読まれている実感がない」
このような場合、SONIDOでは、ホームページ制作・改善のご相談の中で、誰に向けて何を書くかというテーマ整理から、検索意図に合った見出し構成、記事ごとの役割整理までをサポートしています。