ホームページを作成するときの13の注意点
ホームページを作成しようと考えて、いろいろ検索した結果このページにたどり着かれたのだと思います。
はじめにお伝えしておきますと、あなたが作ろうとされているホームページで「お客を集める」工夫が必要なく、自己満足と承認欲求を満たすために作成しようと考えておられるのなら、このページの内容は全く役に立つ事ができません。
反対に、あなたがホームページを作成して「集客したい」と考えておられるのなら、このページの内容は役立つことでしょう。
あなたが後者であるなら、この続きをご覧ください。
前者であるなら芸能人を目指した後、YouTuberになりましょう。その方が自己満足と承認欲求を満たしやすいです。
1: ホームページの作成で注意点を知らないと・・・
どのようなことも同じですが、それぞれに専門家と呼ばれる仕事や人がいるのなら、その分野には必ずと言ってもいいくらい「注意点」が存在します。
これは、先人たちから学んだ失敗経験や、自分自身で経験した失敗経験から導き出したポイントですので、これから新しく始めようとされる方には大変有益な情報になると思います。
今回の話は「ホームページの作成」ですから、この点についてお話します。
まずホームページの作成において注意点を知らないままスタートすると、どういったことが起こるのかを理解しておきましょう。
- せっかく作っても成果が全く出ない
- せっかく作っても誰も見てくれない
- せっかく作ってもスタッフにもバカにされる
- せっかく作ってもゼロから作り直し
- せっかく作っても後悔しか残らない
このように、時間と労力の無駄遣いということになります。
ビジネスを行う上でもっとも貴重なリソースを無駄遣いするのですから、経営者としては大変「ムカつく」気分になると思います。
はっきり言って
「やらなきゃよかった!」
こういう気分です。SONIDOも今のサイトになる前のホームページで同じことを感じましたので理解できます。
SONIDOの場合は、この失敗経験を活かしたことで今のホームページが出来上がったため問題ありませんが、もし失敗経験を活かせないままだったとすると、想像するだけで眠れなくなります。
このように失敗経験から出てきた「注意点」を知らないまま進めると、貴重なリソースが無駄になるということです。
2: ホームページを作成するときの13の注意点
それでは、ホームページを作成するときの注意点を紹介していきます。
どれもそんなに難しいことではありません。ただ、これまでの凝り固まった習慣や価値観によって、あなたの目にはフィルターが掛かっていますから「見えていない」だけなのです。
ぜひ、この注意点を読み進めながら、あなたに掛かっている今はもう必要のないフィルターを取り除きましょう。
2.1: ホームページの目的は?
ホームページを作成するとき、ホームページの目的は何でしょうか。
ホームページにも種類があります。
あなたが最初に望んでいるとおっしゃられた「集客用ホームページ」もあれば、会社概要を掲載している「コーポーレートサイト」もあります。
また、最近では優秀な人材を確保するために「求人専用サイト」というものもあります。
ひとくちに「ホームページ」と申し上げても、目的によって役割や必要なことが変化します。
あなたがホームページを持つ目的を、しっかりブレないように決めておきましょう。
2.2: 誰に訪問してもらいたいですか?
ホームページに訪問してもらいたい人は、どのようなタイプの人でしょうか?
無料やプレゼントが大好きなだけの人ですか?
あなたの仕事の価値なんて気にせず、とにかく安いところが好きな人でしょうか。
それとも、仕事の価値を理解した上で、適切な価格を知りたい人でしょうか。
また、別の視点もあります。
- 男性ですか?女性ですか?
- いくつくらいの人たちでしょうか?
- 年収はいくらくらい?
- お勤めの業界は?
- 普段の生活では何に興味がある?
このような視点によって、ホームページへ訪問してもらいたい人を見つけて決めておきましょう。
誰に訪問してもらいたいのかが決まらないと、相手の心に響くようなメッセージを作って伝えることができません。
例えば、小学生に「健康に良い水素水」を販売しようとしても難しいですが、60歳以上でフレイル対策に関心のある方なら「水素水」の販売も簡単になるはずです。
「誰に」というキーワードは、大変重要な要素です。
2.3: どんな成果がほしいですか?
ホームページを作成すると「出来上がった!OK!」。これで満足する人がいます。
きびしい言い方になりますが、こういう人は無駄遣いしてます。
もう一度考えてみてください。ホームページの目的は何だったのかを。
そして明確な目的があるのなら、明確な成果もあるはずです。
- 月1000人にホームページを見てもらうでもOKです
- 月に100人から問い合わせをもらうでもOKです
- 週に5人ずつ問い合わせをもらうでもOKです
成果の内容に善し悪しはありませんが、どういった結果なら成功なのかという基準は必要です。
2.4: テーマとビジュアルは一致していますか?
ホームページには、どういった情報を発信するのかを決めた「テーマ」があります(逆にテーマがないのなら、それは雑記ブログです)。
そしてテーマに一致したビジュアルというものも存在します。
仮に、ナチュラルな素材を使った雑貨がテーマなのに、ビジュアルが無機質な色やデザインだったとすると、訪問者は違和感を覚えます。
もっと具体的な言葉で表現すると「大丈夫か、この店?」でしょう。
2.5: 自己満足なデザインになっていませんか?
テーマとビジュアルからつながる話です。
ホームページのデザインに関してですが、よくある失敗は「自分の好みで決めちゃった」という話です。
ホームページは「あなたのもの」ではありますが、訪問してくれるのは「あなた」ではありません。
デザインは訪問者が安心信頼できるデザインにするべきです。
高額商品を扱っているのに、激安店のようなデザインは印象が良くありません。
楽しさを提供するホームページなのに、士業さんのような「かしこまったデザイン」では魅力を伝えることができません。
2.6: 制作会社の選び方を間違っていませんか?
目的や訪問者、成果が明確になると、制作会社の選び方を間違えることはありません。
しかし多くの方は、これら3つが曖昧なまま選んでしまうので、自分のホームページに合わない(得意じゃない)制作会社と契約してしまい大損することもあります。
- デザイン優先
- 士業さん向き
- 集客が得意
制作会社には、これまでの経験によって得手不得手があります。
あなたの目的や訪問者像、成果から考えて選ぶようにしてください。
2.7: 誰かに任せれば放っておいていいと思っていませんか?
ホームページの作成をしていると、一定数はいらっしゃいます。
「頼む相手は専門家だから放っておいても上手くいくだろう」
はい、とりあえずは上手くいきます。こちらもプロですから、一定の水準に作ることはできます。
ただし、あなたのビジネスの入り口であるホームページですから、本気で集客しようと考えておられるのなら、あなたのアイデアや意見、経験や知識が必要です。
「よろしくね~」だけで、あなたのビジネスに役立つものは完成しません。
というより、「よろしくね~」だけで、あなたのビジネスに大変役立つホームページが簡単に完成できるのなら、僕はあなたのビジネスを買い取って運営するでしょう。
でも、そんなことは実務経験のない僕にはできません。ということは、あなたの本気を示すアイデアや意見、経験からしかわからないお客様とのやりとりなどを、制作会社へ伝える必要があるということです。
2.8: 自分で更新できるホームページですか?
ホームページを作成する場合、自分で更新できる仕組みになっているか確認しておきましょう。
新しい情報を公開しようとしても、毎回制作会社へ依頼していては更新スピードが遅くなります。
情報はスピード感が大切な面もあります。
2.9: スマートフォン対応は出来ていますか?
今さらですが、スマートフォンでホームページがきちんと見られないのは致命的です。
ホームページを作成するときには、スマートフォン対応は必須です。
この場合の必須も、単にパソコンで見たデザインが「縮小される」だけではなく、スマートフォン用にデザインをわかりやすくしているかどうかが大切です。
2.10: トンマナは守られていますか?
「トンマナ」とは「トーン&マナー」の略です。
広告業や出版業で使われることの多い用語です。
ホームページを作成するときも、あらかじめトンマナを決めておくと、想定外のページが出来上がることを防げます。
- 色
- 語尾
- 語り口調
あなたが旗振り役になって決めていきましょう。
2.11: 著作権違反をしていませんか?
画像や動画を使う場合。
メーカーサイトから商品の説明文を使う場合。
著作権違反になっていないか注意しておきましょう。
違反しているかどうかわからない場合は、先方へ確認のメールを送るくらいの慎重さが必要です。
2.12: 読みやすい文章になっていますか?
ホームページには文章を使います。
でも、ほとんどの人は文章なんて読みたくありません。
だって、面倒ですから。
この「面倒」を超えてもらうためには、読みやすい文章になっているか確認することが重要です。
確認するためには、
- 自分で声に出して読んでみる
- 家族や知人に、声に出して読んでもらう
- ターゲット像に近い人に、声に出して読んでもらう
そして、詰まったところ、言い間違ったところは読みやすくないので修正していきましょう。
2.13: SEO対策でキーワードをやたら詰め込んでいませんか?
「SEO対策にはキーワードが大事!」
間違ってはいませんが、一つのコンテンツに対策として、やたらとキーワードを詰め込んでいる人もいます。
この方法が絶対にダメとはいいません。だってGoogleが直接的ダメって言ってませんから。
でも、これまでの経験から申し上げますと、1コンテンツ1キーワードがベストかと思います。
3: まとめ
ホームページを作成するときの注意点について13個お伝えしてきました。
最初にお話したように、どれも難しいことはありません。
ビジネスを行う上で「当然」のことばかりですから、あなたが知らないことは何もないと思います。
しかし、あなたにフィルターが掛かっていたことで、このような「当然」が見えていなかったことは事実でしょう。
今回の内容をご覧いただいたことで、あなたに掛かっていたフィルターが取り除かれ、クリアな思考を取り戻すことができたなら、ホームページ作成もスムーズに進んでいくはずです。