学習塾の集客・マーケティング成功技術とは?
学習塾の集客が思うように進まない。
最低ラインでも30人集まれば、毎月少しは先が見えて気持ちも楽になるのに。
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
今や学習塾はフランチャイズ化が進み、個人経営の塾は資本力やブランド力のある競合に苦戦を強いられていることだと思います。
本当に良い学習方法や生徒さん一人一人のことを考えて指導しているのに、広告が上手いだけのところに取られるなんて納得いきませんよね。
そこで今回は、ホームページ集客専門のSONIDOが、学習塾での集客を成功に導く方法について紹介していきたいと思います。
1: 子どもと塾との関係
参照元:我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)
平成30年(2018年)4月1日現在における「こどもの数」を見てみましょう。
男女合わせて、1533万人と総務省統計局からのレポートで報告されています。
昨年、平成29年はというと、1570万人でしたから、前年増減数が「-17万人」と減少し、この減少は37年連続となっています。
また今後も減少傾向となるため、子どもの数は大きく減っていくことが予想されます。
いっぽう、子どもの数が減少していることに反して、学習塾や英会話教室、家庭教師などの競合は増えるばかり。
特に学習塾に関してはフランチャイズ化が進み、全国的な展開をおこなっている学習塾も登場しています。
ということは、これまでとは違い、何か策を練っておかないと多かれ少なかれ近い将来、資本力やブランド力を持つ競合に淘汰されてしまうという時代がやってくることになるでしょう。
では、このような時代の学習塾にとって必要なことは何かというと、、、
マーケティングを考えた集客方法だとSONIDOは考えています。
2: 塾で集客する方法
では、具体的にどのような集客方法なら塾で使えるのかを見ておきましょう。
(1)チラシ
もっとも効果の高い集客方法は「チラシ」です。
学習塾の場合は地域ビジネスですから、学習塾を中心として通える範囲にチラシを出すことが効果的。
そこで、チラシを出すときに忘れてはいけないポイントを3つ紹介しておきます。
- パッと見てわかる「塾の特徴」を明確に出す
- 実績の掲載&生徒さんや親御さんの声
- チラシを見てどうしてもらいたいのかを明確にする
そして、チラシをどこで配布するのか、どこに置くのかも重要です。
子どもさんへ直接アピールするのか、親御さんへアピールするのかで場所は変わってきます。
「魚の居ない池で釣りをしても釣れません。」
これと同じことですね。
(2)看板
学習塾へ通える範囲に看板を出して「知ってもらう」ことも重要です。
子どもさんにアピールするなら、毎日通学するとき目にする駅や通学路。
親御さんにアピールするなら、仕事で使う駅構内や買い物するスーパーの近く。
また、塾の窓や壁にウィンドウサインを活用して「ここに塾がある」ということをアピールするのも方法です。
人が通るところから見える場所に看板を出すことが肝心です。
(3)イベント
無料の体験授業から入塾していただく流れを考えてみてはいかがでしょうか。
この場合、無料体験への問い合わせを増やすことが肝心ですから、チラシやウィンドウサインで「無料体験」をアピールしていきたいですね。
また、ホームページやSNSをやっておられるなら、そちらの方でもアピールを忘れないでください。
(4)口コミ
口コミを誘発してもらいましょう。
とはいえ、口コミはコントロールしにくいものです。
ですから、いくらこちらが「口コミやろう!」と考えても、簡単には増えていきません。
でも、ここであきらめてはいけません。
もし、生徒さんの親御さんが誰かに塾のことを聞かれたとき、サッと塾のおすすめポイントが答えられる内容を普段から伝えておきましょう。
普段からあなたの塾にはどのような特徴があるのかを、親御さんと話す機会があれば必ず伝えるようにしておきたいところです。
(5)ホームページ
最近の親御さんはパソコンやスマホを使っておられることが多いです。
また、何かを探すとき、検索機能から探そうとするクセがついています。
ですから、ホームページであなたの塾のことをアピールしておくことで、親御さんと接触する機会が増える可能性があります。
ただし、ホームページから集客する場合には、次のポイントに注意しておいてください。
- スマホ対応していることが必要
- ホームページの内容を自分で更新できる「CMS」と呼ばれる仕組みなっていること
- チラシと同じで特徴を明確に出す
- 地図からの検索を入れる(グーグルマイビジネスに登録)
- 電話番号は必須
- 「地域名+塾」というキーワードで検索されたとき、上位に表示されるようにする
このポイントをしっかり押さえておけば、ホームページからの集客も実現可能です。
(6)SNS
ソーシャルメディアを使ったアピールも効果的です。
親御さん(特にお母さん)は、普段のやりとりで「Line」を使っておられることが多いです。
ということは、あなたの塾も「Line@」を導入して自然な流れからコミュニケーションを取っていくことが大切です。
すぐに情報が拡散されることはありませんが、パーソナルな関係性を作れますから、他の集客方法と合わせて活用していってください。
(7)ネット広告
パソコンやスマホを使っている人を集客したいなら、ネット広告がもっとも早く集客できる方法でしょう。
地域や年齢といった条件で絞り込み、広告を出すことができますから、あなたの塾に興味をもちそうな人へピンポイントでアピールできます。
ネット広告は費用が必要ですが、経営の中での広告費は必要経費ですから大きな問題にはならないでしょう。
今すぐ集客したいなら、予算を決めてネット広告を考えてみてください。
3: 塾の集客を成功させるポイント
集客する方法を紹介してきました。
これらの方法を使うことで集客は可能なのですが、どの方法を使っても集客できないという方が中にはいらっしゃいます。
このような状況になるには理由がありまして、ほとんどの場合は次のポイントを間違っているか知らないからなんです。
(1)ゴールはどこか
集客のゴールというと「入塾」だと考えると思います。
しかし、ここでゴールを間違えると、いつまでも集客できないままということもあります。
では、本当のゴールはどこなのかというと、
「問い合わせ」
ここをゴールにして増やすことを考えてみてください。
チラシやホームページだけでいきなり「入塾」までもっていくのは簡単ではありません。
ですからまずは「お問い合わせ」で情報収集をしてもらい、コミュニケーションする機会を増やしましょう。
(2)アクションを整理
どのように「お問い合わせ」されるのかをしっておくべきです。
問い合わせには、次の3つのケースがあります。
- 窓口
直接訪ねてこられて問い合わせがある場合。
この場合、入塾していただける確率は高いですね。
ですから、この問い合わせアクションは今まで通り進めて問題ないはずです。
- 電話
これが一番多い問い合わせアクションでしょう。
ということは、電話からの問い合わせの流れをきちんと決めておくことが重要です。
電話の次には無料体験を案内するなど、あなたの塾の特徴が最大限活かせる流れを考えてみてください。
- ホームページ
このアクションも増えてきていると思います。
しかし、ホームページからの問い合わせは「簡単」なので、電話からの問い合わせと比較すると相手の熱量が低いです。
ですから、ホームページから問い合わせがあった場合、次にどうやってコミュニケーションを取り相手の熱量をあげるかという戦略が必要です。
例えば、パンフレットをお送りするのか、無料体験学習の案内をするのか。
対面でコミュニケーションを取ることを目指し、あなたの塾にしかない良いところを直接アピールするチャンスを獲得してください。
(3)まずやること
さて、ここまでお話してきましたが、今すぐ集客しないといけないのであれば「チラシ」から始めてみましょう。
地理的条件や世帯収入を見極めて、ピンポイントでチラシをお届けするのがおすすめです。
そして、チラシで反応が出てきたなら、ネット広告を併用して集客スピードをアップさせていきましょう。
4: まとめ
今回ご紹介しました集客方法を参考にして、これから競争が激化する塾経営を乗り切っていただきたいと思います。
お話しましたように、まずは「問い合わせ」を増やすことにフォーカスしてください。
そこからコミュニケーションができれば、必然的にあなたの塾へ生徒さんが流れ込んできます。
いきなり「入塾」ではないところが成功のポイントです。
今回紹介いたしました内容が、あなたの塾経営のお役に立てれば幸いです。