独立・起業で困らない顧客の集め方。知らないと1年以内に廃業決定!
会社勤めの人が(この場合、サラリーマンも契約社員も派遣社員もということです)独立や起業することが増えてきました。
これは働き方の選択肢が増えていることもあるでしょうし、今のままだと理想の将来が描けないという場合もあるでしょう。
どちらにしても、今までは毎日会社へ通勤すれば、月給という形で安定した収入(派遣の場合はちょっと違いますけど)を得られていたわけです。
しかし、独立や起業をすると、毎月安定した収入が、勝手にあなたの銀行口座へ流れ込んでくることはありません。
では、独立や起業しても安定した収入を得続けるために必要なのは何かというと・・・
「顧客」
多くの独立・起業をする人が「顧客」の重要性を理解していないために、1年以内廃業するのです。
今回は、こんな残念なことにならないために、「顧客」の集め方について、ホームページ集客を専門にやっている「SONIDO」が重要なポイントをお伝えします。
目次
1: なぜ顧客を集めるのか
会社に勤めているときは、あまり意識していませんが、一度考えてみて下さい。
会社であなたがやっていた仕事は、どこからやってきていたのでしょう。
イメージしてくださいね?
きっと、誰かが、もしかすると「あなたが」営業して顧客を獲得してきていたはずです。
そして、会社に勤めているときは「会社」という看板がありますから「○○の須山です」というような営業でも、顧客は信頼し仕事を獲得できていたと思います。
ここで、重要なことがあります。
この「会社」という看板がなくなったら、どうなると思いますか?
「元○○の社員の須山です」は通用しなくなります。
正直、言われた方は「ハァ?」です。「だから?」です。
そうです。独立や起業をすると、こんな状態になります。
人脈もありません。
売り込む先もありません。
誰もあなたの話を聞いてはくれません。
「いや、オレはサラリーマン時代、すごかったのよ」
というのは、ほとんどの場合、勘違いです。
だって、そのときの「すごい」は会社という看板があったからです。
ここまでいいですか?
こんな状態になるのが、独立・起業です。
ここから、ゼロから仕事をつくらないと、収入がありません。
そこで、収入を得る。そのために仕事をつくるためには「顧客」、それも「自分の顧客」を集めることが最優先です。
あなたの技術やノウハウは2番目に大事なことです。
1番目に大事なのは「顧客」を集めること。
これが出来ないと、残念ながら銀行の預金が毎月毎月減っていき、1年を迎えるまでに廃業という結果に行き着きます。
「なぜ顧客を集めるのか」、それは、収入を得て生活するためです。
2: 顧客には2種類あることを知っていますか?
顧客には2種類あることを知っておいてください。
まず、ゼロから始まるあなたが知っておくべき顧客からお話します。
何も関係性のないところから、生み出す顧客です。
今までつき合いもなく、一緒に仕事をしたこともない。
道行く人、ネットをさまよっている人。
こういった人の中から、あなたのビジネスに興味がある人を探し出し、あなたの前に登場させ、商品やサービスにお金を出して購入してもらう。
これが新規顧客です。
新規顧客は、一人獲得するために、結構な費用が必要になります。
興味を示す人を振り向かせるための広告費。
立ち止まった人から一歩踏み出させるサービス費用。
言ってしまえば、
「新規顧客は金を出して買え!」
ということです。この気持ちと考え方が理解できないと、新規顧客を獲得するためには時間がかかりますから、忍耐力と顧客が集まるまでのキャッシュ体力が必要になります。
独立・起業して早い段階で新規顧客を獲得したいなら、もう一度いいます。
「新規顧客は金を出して買え!」
ということです。家で、事務所で、異業種交流会で、ジッと待っていても誰もあなたの前に「お金はあります!私に売ってください!」と、やって来ることはありません。
(2)既存顧客
運良くサラリーマンのときのお客さんが、あなたの独立・起業を祝ってくれて、顧客になってくれたなら、この人たちは「既存顧客」と言えます。
また、新規顧客を獲得し、2度3度とリピートしてあなたの商品やサービスを購入してくれたなら、これも立派な「既存顧客」です。
既存顧客は、すでにあなたの価値がわかっていますから、あなたもビジネスがやりやすい相手です。
でも、やりやすいからと放っておいては、関係性が薄くなり、そのうちプチッと切れます。
こうならないためには、既存顧客への配慮が必要。
だって、繋がっている間は、安定した収入が見込めるんですから。
3: 顧客を集める3つのポイント
新規顧客、既存顧客、2種類の顧客があることをお話しました。
では、新規顧客をどうやって集めるのか。
また、既存顧客をどうやって繋ぎとめるのか。
どちらも共通した3つのポイントがあります。
そもそも論ですが、あなたの商品やサービスを「ほしい!」と思っている人がどこにいるのか。
もし間違った市場(マーケット)で、あなたが勝負しているとしたら、新規顧客を金で買うこともできません。
既存顧客を生み出すことも簡単ではないでしょう。
あなたがターゲットとしている顧客に響く「メッセージ」が送れているでしょうか?
ターゲットとしている顧客が普段使っている「言葉」を知っていますか?
人は自分の知らない言葉には反応しないものです。
あなたがターゲットとしている顧客はどんな「メディア」を普段使っていますか?
パソコンですか、スマホですか?
それとも新聞、雑誌?
ネットなら、SNS?それともニュースサイト?
間違った「メディア」を使って「メッセージ」を送っても、「市場」には届きません。
この3つのポイントは、顧客を集める上で非常に重要です。
しっかりと3つのポイントを書き出してみてください。
4: 自分のポジションと敵を知る
独立・起業して顧客を集めるためには、この2つを確認しておきましょう。
(1)ポジション
- あなたが提供する商品やサービスは、大衆の中でどれくらいの知名度があるのか?
- あなた自身の知名度は?
- あなたは専門家として、どれくらいのレベルなのか?
- 店舗系なら、立地条件はいいのか、そうでないのか
今の自分が置かれているポジションを、自分目線と他者目線の両方から知り、どれくらいの違いがあるのかを知っておきましょう。
自分が思っているポジションと、他者があなたを見ているポジションが遠いと、あなたを選ぶ理由が少なくなります。
「敵を知り、己を知る」
よく聞く言葉です。
この言葉からもわかる通り、「敵」を知らないままでは勝てません。
そこで、まずは自分が提供することに近い「競合」を探しましょう。
ネットを使えば、今は簡単に見つけられます。
地域ビジネスなら、自転車に乗って半径5km圏内をブラブラ偵察してみましょう。
- どこにあるのか
- どんな料金体系か
- どんなサービスを提供しているのか
- 初回限定では何をやっているのか
- どうやって顧客を獲得しているのか
いろいろと役に立つ情報が手に入ります。
敵を見つけて知りましょう。
5: 地域密着店舗系ならオフラインもある
顧客を集める方法というと、SONIDOの記事へたどり着かれているくらいですから、ホームページを使った集客に関心があるのだと思います。
しかし、あなたのビジネスが地域密着型店舗系なら、日本全国を相手にする必要はないのかもしれません。
あなたがどんな未来を描いているのかによりますが、地域密着なら、地域の特性を知った上で顧客を集める方法を検討してください。
あなたの地域には、新聞を取っているお年寄りが多く、お年寄りがビジネスのカギになるのなら、チラシの方が効果的だと思いませんか?
これは先ほどお話しました、3つの共通点の「メディア」に相当する部分ですね。
あなたの顧客が何を見ているのか。
これはあなたのビジネス展開によって変わってきます。
ですから、何がなんでもネットを使った集客が、あなたにとって一番いいわけではありません。
あなたの顧客を集めるためには、集客する方法に優先順位をつけましょう。
6: でもね、ネット集客は外せません
これから先。そうですね5年後、10年後まで考えるなら、やはりネットでの集客は外せません。
というのも、5年後に50歳になる人は、現在45歳です。
ということは、この人たちは50歳になったとき、新聞を読むよりも、今すでに慣れ親しんだスマホを使うことが予想できます。
今すぐネット集客が必要でなくても、ホームページやブログを使った集客は、水面下で始めておくといいですね。
また、地域密着でもターゲットの年齢が40歳以下なら、ネットを使った集客を無視することはできません。
そのためには、役立つ情報を提供し、あなたに専門家としてのブランドと権威が出来る「コンテンツマーケティング」をおすすめしています。
まだ「コンテンツマーケティング」を本格的に、それも専門家の助言がある状態で戦略的に始めている人は多くありません。
しっかりとした内容で、先に始めた方が勝てる状態です。
ぜひ、独立・起業で顧客の集め方に悩んだり困ったなら、「コンテンツマーケティング」を検討してください。
あなただけの情報資産ができあがり、あなたのファンを獲得することができるでしょう。
【コンテンツマーケティング関連記事】
『コンテンツマーケティングで集客できる?だったらこの話を聞いてください』
7: まとめ
独立・起業すると、一番に悩むが顧客の集め方です。
この悩みがゼロになることはありませんが、独立・起業した1年目は、あなたの事業の生死を左右します。
ここが安定してできれば、2年、3年、5年と比較的楽にビジネスを運営できます。
しかし、1年目に悩んでいるだけで顧客を集められなかったとしたら、残念ながら廃業という道が待っています。
悩んでいても解決できません。
まだキャッシュ体力がある間に、集客の専門家に相談して悩みと不安を解消してください。