集客するなら知っておこう!マーケティング戦略とは?
顧客の気持ちになってマーケティング戦略を練ることが重要
今ではいろいろと価値観が多様になってきていますよね。このため高度経済成長期やバブル時代の日本のように、良いものを作れば売れるという時代ではなくなると思います。
商品を売るためには、興味を持っているお客さんをいかにひきつけるか、これが大きなポイントになってくるでしょう。
そしてもう一つ重要なカギを握ってくるのが、インターネットです。
私も含めてですが何か調べるときに、パソコンやスマホに手を伸ばしてネットで情報収集しませんか?
このWEBにおけるマーケティング戦略をきちんと押さえられるかどうかも、ビジネスに成功するためのポイントですね。
これからのマーケティングは顧客が主役
これまで一般の人が情報を得る手段というのは限りがありました。テレビやラジオから流れてくるコマーシャル、チラシといったものでした。
しかしインターネットをはじめとしたITが発達することで、今まで受け身的に情報をもらっていた一般の人たちが、自分からネットなどで情報を調べて探す時代になったのです。
そして情報はインターネットが普及したことで急速に膨れるようになりました。
ちなみに私の作成しているこの情報だって、ネットが普及していない20年くらい前までは発信することすらできなかったと思います。
ここ10年でメディアの発信する情報量は530倍になったというデータも出ているほどです。あふれにあふれている情報の中から何を信用するか、それは見ているお客さんがそれぞれの意思で取捨選択しなければならないわけです。その意味では、お客さんは情報を集めるときに主体的に動くとも言えますね。
あなたはネットで情報収集するときに、おそらくYahoo!やGoogleのような検索エンジンを利用していると思います。自分の知りたい情報のキーワードを入力して検索にかけ、ヒットしたサイトの中からピックアップしているはずです。この検索エンジンを使って調べるにあたって、いかにより多くの人に自分のWEBサイトを見てもらうか、これもマーケティング戦略の中で重要なポイントに今後なってくると思いますね。
戦略的SEOがポイント
インターネットで検索にかけて、閲覧するサイトを取捨選択している、この流れをしっかり押さえることが大事です。
そのためには、戦略的SEOがどうしても必要になるわけです。戦略的SEOをするうえでまず重要なのは、「お客さんがどんなキーワードで検索をかけているか?」を把握することです。
細かく検索マーケティングを実施する事で、潜在的なお客さんがどのようなニーズを持っているのかを知ることができ、それに見合った情報や商品、サービスを提供することで安定した売り上げに持っていくことができるのではないでしょうか。
またキーワードについてもいろいろなパターンを検討する必要があります。
たとえば「オンラインゲーム」というキーワードで検索する人は、いくらでもいますよね。しかしオンラインゲームだけでは、いろいろなパターンが想定できると思います。最新作のオンラインゲームを探している人もいれば、オンラインゲーム業界で仕事をしたいプログラマーも検索をかけている可能性も想定できます。
またどの地域から検索にかけているかも重要なポイントになるでしょう。
実はオンラインゲームを販売している会社がただ単に「オンラインゲーム」というキーワードでSEOをしても、実際にお客さんになる可能性もある人はキーワード検索している人全体からみると、1%にも届かないと思います。
そこでSEO対策をする場合には、複合ワードも想定していく必要があります。複合ワードになれば検索の頻度も、ぐっと少なくなるかもしれません。しかし見込み客になる可能性の高いキーワードをピックアップできるようになります。成果に結びつく可能性の高いキーワードを意識して、SEO対策をすることで効率的に集客効果を見込めるようになるわけです。
メディアミックスを意識しよう
インターネットでサクサク検索して情報収集する人は、どんどん増えています。ではテレビやラジオ、チラシ、パンフレットのような昔からあるメディアを使った宣伝活動は意味をなさないかというと決してそうではありません。むしろこのような昔からあるメディアとインターネットを組み合わせるメディアミックスの活用で、さらなる相乗効果を生み出す可能性もあります。
たとえば、チラシやコマーシャルを見てWEBサイトにアクセスしようと思う人もいるでしょうし、店舗でキャンペーンを行ったところ、また何かキャンペーンをやっていないか調べるためにホームページにアクセスするという可能性も期待できます。
個別のメディアを使うという点ではなく、メディアミックスという線を意識した施策が今後は重要なポイントになってきます。
ただしやみくもに複数のメディアを組み合わせても、相乗効果が生まれないかもしれません。そこで大事なのは、顧客になるまでのプロセスを想定することです。
商品やサービスを購入してくれるお客さんになってくれるためには、まず接点を持ってから興味を持ち…といった感じで何ステップか踏むと思います。その工程をイメージして、お客さんを引き寄せるにはどのメディアを組み合わせるのがベストなのかを考えた方がいいでしょう。
またメディアミックスを仕掛けて成功している事例もあれば、失敗している事例もあります。
失敗するのにはいろいろな要因が考えられますが、その中でも大きいのはメディアごとにイメージがバラバラになってしまっていることが結構多いような気がします。
一貫性がないと、せっかく複数のメディアを追いかけてくれたお客さんも「あれっ?」という風になります。
その結果、せっかく途中まで宣伝効果があったのに、肝心な商品やサービスの購入という結果までつなげることができないケースも多々見られますね。ビジュアルアイデンティティとかコーポレートアイデンティティといった言葉も使われますが、企業イメージがどのメディアを見ても一致するような戦略を練る必要があります。
最後に
企業の戦略を見てみると、いまだに旧態依然とした手法をとっている企業も見られます。
たとえばWEB会員登録をすると、1日に何通もメルマガを送りつけるとか、時間帯関係なしで営業の電話をかけるといった手法です。皆さんがその売り込みを受けたらどう思いますか?
1日に何通もメルマガが届けば「うっとうしいな」と思って、迷惑メール設定にするとか、受信拒否にしませんか?
何度も電話がかかってくるようであれば、特定の番号からの呼び出しは出ないで無視しませんか?
少なくても私はそうします。なんとか売り込みをあの手この手でかけてみたいと思う気持ちはわかります。でも独りよがりな営業は、かえってお客さんの心を突き放してしまう結果になりかねません。
これからの時代、いかにお客さん自身が価値のある情報だと思えるような営業をかけるかが売れる商品・サービスを出すために重要なポイントになります。
マーケティングのシステムが変わった以上、営業戦略も変えていかないと「今後も続くビジネス」になるのは難しいかも知れません。