「下請けから抜け出して、自分たちの力で仕事を取りたい」。社員10名までの小さな工務店から、こうしたご相談が増えています。本当に良い仕事をしているのに、元請け任せでは価格も評価も自分たちで決められない——そのもどかしさを、ホームページ集客で変えていきましょう。
ただ、同じように学んで始めても、うまくいく工務店とそうでない工務店に分かれます。その差は、特別な才能ではありません。ホームページ集客で成功する「型」を知っているかどうか、ただそれだけです。
この記事では、ホームページだけで集客を続けてきたSONIDOの経験と、100社以上の制作・集客支援で見えてきたことをもとに、小さな工務店がホームページで集客に成功する方法を、順を追って解説します。
目次
小さな工務店がホームページで集客する5つの方法
始めやすく、効果も出やすい方法を5つ紹介します。特に①と②は無料で始められるので、まずはここから着手するのがおすすめです。
方法1:SEO対策(「地域名 × 工務店」で見つけてもらう)
ホームページ集客で最初にやっておきたいのがSEO対策です。SEOとは、GoogleやYahoo!で検索されたときに、自社のホームページが上位に表示されるよう最適化することです。
たとえば対応エリアが神奈川県なら、次のような言葉で上位に表示されると、住宅を考えている方に見てもらえる可能性が高まります。
- 神奈川 工務店
- 工務店 神奈川
- 注文住宅 神奈川
SEOの良いところは、検索する言葉から相手の「本気度」が読めることです。「神奈川 工務店」で調べる人は、まず住宅を建てたいと考えている人で、あなたの下請け先を探しているわけではありません。こうした言葉で見つけてもらい問い合わせが入れば、成約に近い見込み客になります。
(あわせて読みたい:「集めるSEOコンテンツ」の作り方)
方法2:Googleビジネスプロフィール(地図で見つけてもらう・MEO)
かつて「Googleマイビジネス」と呼ばれていたサービスが、今の Googleビジネスプロフィール です。「工務店 + 地域名」やGoogleマップで検索されたときに、地図上にあなたの会社を表示できる無料の仕組みで、地域密着の工務店とは抜群に相性が良い方法です。
登録は無料。会社情報に加えて施工事例の写真を載せたり、お客様の口コミを集めたりすることで、「近くで信頼できそうな工務店」として選ばれやすくなります。表示されるタイミングはGoogle次第ですが、登録が早いほど有利になる側面があるので、まだなら今すぐ登録しておいて損はありません。今や、見込み客が最初に目にする「入り口」になっています。
方法3:Web広告(短期で成果を出したいとき)
広告なので費用はかかりますが、短期間で集客したいならぜひ検討したい方法です。Google検索の上部に出る広告、Yahoo!のディスプレイ広告、SNS広告などがあります。すべてを使う必要はありません。あなたのお客様になりそうな人がどの広告を見るかを調べ、そこに絞って出すのがコツです。
方法4:SNS運用(施工事例と相性がいい)
費用をかけたくない場合は、無料で始められるSNS運用も選択肢です。工務店は施工事例やビフォーアフターが映えるので、共感を呼べれば一気に拡散され、認知が広がります。
ただし、いつの投稿が伸びるかはコントロールできず、効果が出るまでこまめな投稿が必要です。「続けられる範囲で」を前提に取り組みましょう。
方法5:ポータルサイト(SUUMOなど)
住宅購入を検討する方の多くが最初に見るのがSUUMOなどのポータルサイトです。費用を払って掲載すれば、そこからホームページへ誘導したり、直接問い合わせを受けたりできます。
小さな工務店が「選ばれる」ために必要なこと
方法を実践しても、「選ばれる準備」ができていなければ問い合わせにはつながりません。次の3点を意識しましょう。
まず「知ってもらう」
いきなり売り込もうとしてはいけません。まずは知ってもらうことが目標です。露出を増やし、役立つ情報を届け、信頼感を大切にする。人は何度も見聞きするうちに、その会社を覚えていきます。
(あわせて読みたい:新しい集客アップ方法!コンテンツマーケティングとは?)
「良さそう」を感じてもらう
認知が高まると、人は「なんとなく良さそう」と感じ始めます。住宅のような高額な買い物では、この信頼感が問い合わせや成約を大きく左右します。
もしあなたなら、「安さ」だけが売りのディーラーと、安くはないけれど「良さそう」と感じるディーラー、どちらで2000万円の高級車を買うでしょうか。あなたの見込み客も、同じ感覚であなたのホームページを見ています。
施工事例とお客様の声で「証拠」を見せる
工務店こそ、実例が何よりの説得材料です。施工事例の写真、お客様の声、地域での実績——こうした「証拠」を丁寧に見せることで、「この会社なら安心して任せられそう」という気持ちが育ちます。
社長自身が準備しておきたい3つの心構え
ホームページから集客するには、社長自身が考え、準備しておくことがあります。間違っても「○○さん、やっておいて」と丸投げしてはいけません。社長が自分で考えるからこそ、ホームページは社長の代わりに営業してくれるのです。
1. お客様の視点を取り戻す
お客様は何に悩み、何を知りたく、住宅を建てた先にどんな未来を描いているのか。自分視点ではなく、お客様の視点で考えることが大切です。「難しい」と感じるのは、日々の仕事に慣れて自分視点になっているだけ。初心に戻れば、難しいことではありません。
2. 自分たちの強みを洗い出す
どの工務店にも、競合にはまねできない強みが必ずあります。それを言葉にして、ホームページで伝えましょう。
3. 小さな信頼を裏切らない
電話やメールへの返信、約束ごと——「あなたの都合」で連絡していないでしょうか。お客様は「やります」「できます」という小さな約束を覚えています。「お問い合わせは翌日返信します」と書いたなら、それを守る。こうした小さな積み重ねが信頼を築き、ホームページ集客を成功へ近づけます。
よくある質問
Q何から始めればいいですか?
まずは無料で始められる「SEO対策」と「Googleビジネスプロフィール」から着手するのがおすすめです。地域名での検索と地図表示は、地域密着の工務店と相性が良く、費用をかけずに見込み客に見つけてもらえます。
QSNSは必ず必要ですか?
必須ではありません。ただし施工事例やビフォーアフターと相性が良いので、続けられる範囲で取り組むと効果的です。無理に毎日投稿するより、まず土台となるSEOとGoogleビジネスプロフィールを整えましょう。
Q広告費はどのくらい必要ですか?
目的と地域によって変わります。短期で成果を出したい場合は有効ですが、まずは無料施策で土台をつくり、効果を見ながら広告を検討するのが安全です。
Q下請けから元請けに移れますか?
安定して集客できる仕組みができれば可能です。一足飛びではなく、まずホームページで見込み客を集める流れをつくり、段階的に元請けの割合を増やしていくのが現実的です。
まとめ:一発逆転はギャンブル、安定集客は「仕組み」
小さな工務店がホームページで集客するなら、今回の内容をまねるところから始めてみてください。世の中にはたくさんのテクニックがありますが、それらを使う前に、まず「お客様の要望を感じて考える」ことから始めないと意味がありません。
一発で当たるものは、仕組みではなくギャンブルです。あなたが欲しいのは、安定して集客できる仕組みのはずです。それなら、今回お話しした方法がきっと役に立ちます。
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