えっ?払いすぎ!?ホームページ制作に関わる費用と相場
ホームページの制作を依頼しようとして、インターネットであれこれ検索して探す。
そうすると、見つけた会社によって値段が違うため、
- いったい何が適正なのか
- どれが相場なのか
- 安いのか
- 高いのか
- どんな内容なのか
費用の違いを比較検討することが難しいと思います。
そこで今回は、ホームページ制作を行っているSONIDOが、ホームページを制作するときに必要な費用や相場についてお話していきます。
目次
1: ホームページの相場はこんな感じ
ごくごく一般的なホームページにも、いくつかの種類があります。
そして、種類によって相場が変わってきます。
中小企業さんや個人事業主さんが、プロが作ったと思えるデザインのホームページを手に入れた場合、目安となるのが次のような内容です。
■制作費用
- トップページデザイン費:100,000円~
- 下層ページデザイン費:50,000円~
- ページ制作費:1ページ20,000円×15ページ=300,000円~
- 問い合わせフォーム作成費:30,000円~
- ディレクション費:100,000円~
合計:550,000円
この場合、デザインのみですから、ホームページの内容となる文章はあなたが作成することになります。
では、もう少し細かく見ていきましょう。
■かなり安めなホームページ
安いですから、当然、内容の文章は書いてもらえません。
ご自身で用意することになります。
- 8ページ:300,000~400,000円
- 15ページ:400,000円~
- 25ページ:600,000円~
■一般的なホームページ
これは先ほどお話しました「制作費用」で登場した内容ですね。
ページ数が増えると費用もアップしていくのは、「かなり安めなホームページ」と同じだと考えてください。
■マーケティング実施されたホームページ
この領域に入ると、ホームページの内容はプロがライティングしてくれます。
その代わり値段も高くなり、ページ数も最初から10ページ以上という構成になります。
- 10~15ページ:1,000,000円~
- 25ページ:1,200,000円~
■マーケティング実施されSEO対策ありのホームページ
これがホームページから最大限の効果を引き出すプランとなるでしょう。
ホームページの内容もプロがライティングしてくれますし、SEO対策されたコンテンツなども一緒に制作してもらえます。
- 25ページ:2,000,000円~
■格安ホームページ
早く安く欲しいなら、これですね。
決まったテンプレートを使っていますので、あまり独自性は見込めませんがホームページが「ある」ことには変わりません。
- 10ページ:50,000円~
こんな感じの相場があります。
どれが良くて、どれが悪いのかは、正直なところ一概に言えません。
あなたがホームページに求めていることを実現できれば、それが最高の選択です。
「会社パンフレット」に近いホームページなら、格安とか、かなり安いので十分だと思います。
しかし、ホームページから集客して、売上げを増やしたいということであれば、マーケティングが実施されている方が適切でしょう。
また、新規顧客を検索からホームページへ流入させたいなら、SEO対策までされている方が、集客効率も高いですからオススメです。
あなたがホームページに求めていることは、どんな結果でしょうか。
ここを明確にしておくと、必要以上の費用を払うことがなくなります。
安いだけで選んでしまい、結局は無駄遣いすることもなくなります。
2: ホームページ制作には何が含まれているのか
ホームページ制作の相場がわかったところで、費用にはどのような内容が含まれているのかをご説明します。
(マーケティングとSEOを含んだ、集客効果の高いホームページ制作を行った場合を例にしています。)
(1)マーケティングの計画
あなたの会社で、すでにマーケティングの計画が存在すればOKです。
しかし、ホームページを制作するとき、マーケティングの計画が明確になっていなかったとすると、、、ホームページから商品やサービスをどのような流れで提案し販売するのか。
その流れや仕組みを考えなくてはいけません。
本来なら経営戦略として存在しているはずのことを、ホームページ制作会社がコンサルティングのような立場で行うことがあります。
何か具体的な商品が生み出されることはありませんが、仕組みを考え作り出す仕事を行いますから、ここで費用が発生します。
(2)調査
マーケティングを考える上で、競合や市場の調査を行います。
これも自社で行われていることが理想ですが、ホームページの制作を依頼するとき、調査が行われていない場合に、制作会社が代わりに調査することがあります。
一般的なホームページ制作会社は行っていないサービスですが、WEBマーケティング会社などでは行っています。
調査には時間と費用が掛かっていますから、「調査費用は必要ありません」と謳っているところの大半は、しっかりとした調査を行っていないと考えていいでしょう。
(3)SEO調査(キーワード調査)
SEO対策を行う場合には不可欠です。
どのキーワードが適切であり、上位表示される可能性が高いのか。
競合とのバランスや流入させたいターゲットなどを元にして調査します。
会社案内のようなホームページには必要のないことですが、ホームページから集客したいなら外すことはできないですね。
(4)Webサイトの企画
あなたのホームページには、どのような内容を掲載すれば、もっとも効果的なのか。
どのようなページが必要で、どのような情報が必要なのか。
当然ですが、このような内容を作るには、直接のインタビューが必要になります。
(5)ライティング
ホームページの内容である文章を誰が書くのかというところです。
あなた自身がライティングされるのが一番です。
しかし、そんな時間がないなどの理由で、外部のライターに依頼する場合には費用が発生します。
また、ライティングには次のような種類があります。
- ホームページの説明ページ
- セールスページ
- コンテンツページ
ホームページの説明ページは、ホームページ制作会社で行っているところがほとんどです。
でも、セールスページやコンテンツページとなると、そこまで一括してやっている制作会社は多くありません。
その理由は、この2つには、それぞれのライティングを学んだ人が必要だから。
売るためのページ。
集めるためのページ。
お金を生み出すページには、惜しみなく費用を使ってください。
(6)デザイン
デザインには、次の3つがあります。
- 基本デザイン:ホームページ全体のデザインを行います。
- TOPページデザイン:会社のイメージを表現するページのデザインを行います。
- 各ページのデザイン:文字や画像、動画などを組み込みながらデザインを行います。
(7)ホームページのベース
現在はワードプレスを使うことが増えています。
そのため、ワードプレスの構築費用やカスタマイズ費用がここにあたります。
また、他のページとは少し違う「問い合わせページ」の費用もここに含まれることが多いです。
さらに現在はスマホ対応も当たり前になっていますので、デザインのスマホ対応もここに含まれていることが多いです。
(8)ディレクション
ホームページを制作するときには、一人ですべてをこなすことはありません。
- マーケティングを担当すると人。
- プランニングを担当する人。
- ディレクター。
- デザイナー。
- ライター。
場合によっては、カメラマンや動画制作の方にも参加していただくこともあります。
このように複数の人間が関わりながら制作するため、全体を滞りなく進めるためにディレクション業務が必要となってきます。
3: ホームページが無いと困る理由
さて、これだけの手間と費用を使ってもホームページを手に入れようとされる方が多いのには、きちんとした理由があります。
その理由とは、、、次のようなことです。
(1)情報発信
自社のホームページやブログを持っていないと、自分たちの情報を発信して伝えることが難しくなります。
Facebookやツイッター、アメブロなどもありますが、これらの使い方ルールはそれぞれの会社が決めていますので、ある日突然「セールスNG」となり、一切の営業活動ができなくなることも考えられます。
自分たちの情報は、自分のところから発信できる手段を持っておきたいですね。
(2)チャンスを逃すこともある
営業先や交流会で名刺交換した後、あなたのことを調べようとされたとき、ホームページがないとビジネスチャンスを逃す可能性が考えられます。
興味をもってもらっても、あなたのことがわからないなら、興味もそこで終わってしまいます。
(3)怪しい
今の時代、ホームページを持っていない会社は怪しまれます。
ビジネスをしているのに、どうして外に向けた情報発信をしていないのか。
- もしかしたら、怪しげな仕組みの会社なのか。
- それとも、外部には言えないような会社なのか。
疑いの種は、悪魔が用意している最高の武器です。
小さな疑いがきっかけで、あなたの信頼が崩れることもあります。
4: 目的別ホームページ制作方法
このような理由もあり、できれば起業したところでもホームページは持っておきたいところです。
また、数年、数十年続いている会社なら、ぜひホームページを持ち、外部に向けて情報発信してもらいたいと思います。
そこであなたの目的に合ったホームページ制作の方法をお伝えしておきます。
(1)無料・格安!とにかく安く
こういう目的のあなたにおすすめなのは、自分で作る方法です。
今の時代、ゼロから作る必要はありません。
ある程度出来上がっているものを、少しずつ改造していくだけで出来上がります。
「jimdo」や「wix」を使ってみてください。
意外と簡単に作れます。
(2)名刺代わりにほしい
検索でヒットしなくても良いですし、ここから販売しようと思っておられないなら、格安ホームページがおすすめです。
ホームページ制作費用:50,000円くらい
月額維持費:5,000円くらい
これくらいがおすすめです。
時間をかけずに、サッと出来上がるスピード感重視で行きましょう。
(3)きれいなデザインと会社パンフレット的な位置づけに
このランクになると、ホームページ制作会社さんへ依頼するのがおすすめです。
費用は安くても500,000円以上を見込んでおきたいですね。
社長ブログやスタッフブログくらいは追加しておき、会社の雰囲気を伝える手段を用意しておくと、さらにパンフレットにはない価値ができると思います。
(4)問い合わせが来る集客システム
マーケティングやSEOを理解している制作会社さんへ依頼しましょう。
また、この場合は、ホームページを作った後の関係性が重要ですから、長くつきあいたいと思えるところを選んでください。
継続した提案や運用なくして成果を出し続けることはできません。
5: 忘れちゃいけない!維持する費用
ホームページの制作費用について見てきました。
次に忘れがちなのですが、ホームページを維持するための費用についてもお話しておきましょう。
ホームページには「制作費」と「維持費」があります。
制作費はホームページを制作するときに必要な費用です。
言ってしまえば「その時だけ」の費用です。
しかし「維持費」は毎月必要な費用です。
ホームページを使っている間、ず~っと必要な費用です。
維持費は会社さんによって変わりますが、月額5,000円であっても12ヶ月で60,000円となります。
また厳密には「維持費」ではありませんが、ホームページから集客するために必要な「コンテンツ」の作成費用も必要になります。
外部のライターへ依頼する場合ですと費用が必要ですし、社内のスタッフに書いてもらうなら「残業代」などが必要になるかもしれません。
ホームページの規模が大きくなると維持費も高くなっていきます。
制作依頼をするときには「制作費」「維持費」の両面をきちんと確認しておいてください。
6: まとめ
いかがでしたか?
ホームページ制作の費用は、相場がはっきりしていないのでわかりにくいと思います。
そこでSONIDOがご紹介させていただいたのですが、今回のようにあなたがホームページに要求する内容によって費用が変わってくることを覚えておいてください。
名刺代わりでOKなのに、マーケティングまで含んだホームページは必要ありません。
反対に、ホームページで集客しようと考えているのに、マーケティングやライティングが含まれていない格安では、到底あなたの要望を満足することはできないでしょう。
ぜひ、ホームページの制作やリニューアルを検討されるときには、あなたがホームページで実現したい目的を明確にしてください。
目的を決めておくと無駄な買い物をする確率がグンと減ります。