サイトの構成は考え方次第で集客効果も変わる!
このページをご覧のあなたは、どうしてサイトの構成の考え方を知りたいのでしょうか?
あなたはSONIDOの同業者ですか?
それとも、ご自身でホームページを作ろうとされている方ですか?
もしかすると、ウェブデザイナーを目指してホームページ制作を勉強されている方ですか?
今回は、2番目の方に向けてお話しさせていただきたいと思います。
ということで、同業者の方や、勉強されている方の役には立たないかもしれませんので、時間を無駄にしないためにも他のサイトをご覧いただいた方が良いかと思います。
1: サイトの構成の考え方はユーザー視点がスタートライン
サイトの構成を考えるとき、様々な手法や視点がありますが、僕がいつも重要視しているのは
「ユーザー視点」
サイトって、訪問してもらえないと何も始まりません。
そして訪問してもらえたらなら、興味を持って見てもらえないと関係性なんてすぐに終わってしまいます。
そのためには「ユーザーがどう感じるのか」が大事だと思うのです。
(1)ユーザーを決めよう
いつも言いますが、誰に向けて情報を発信するのか決めましょう。
これ、決まってない、想定出来ていないところが多いです。
「来るもの拒まず」は良いことですが、インターネットの場合「多くの人」「みなさん」では、誰も興味を示してくれません。
拒まない以前に、来ることがないのでどうしようもありません。
こんなことになりたくないのなら、「誰に」という言葉を頭の中で100回くらい唱えてユーザーを見つけましょう。
(2)目的
サイトを公開したとき、誰に向けてどんな情報を公開するのか明確にしておきましょう。
目的が曖昧なまま、もしくは目的が決まっていないまま、とにかくサイトがあればいいだろうということでスタートする人が多いです。
しかし、このような気持ちでスタートしたサイトは、まず完成しません。
仮に完成したとしても、雑多な情報、都合の良いありきたりな情報ばかりが収まったものになるため、他人が見たとき興味を持ってもらいにくくなります。
(3)ユーザーがほしいもの
ユーザーが訪問するためには、あなたが興味のあることではなく、ユーザーが興味を示すことが必要です。
例えば、矯正歯科専門の場合、ユーザー(患者)が興味のあることは先生が知っている最新の技術や機械の仕組みではありません。
普段の生活で不自由なく暮らしながら、歯並びを美しくできるのかということです。
もうひとつ例を出しましょう。
外壁塗装の場合、ユーザー(消費者)が興味のあることは、職人が知っている最新の塗料の話でも、仕上がりに影響するハケの使い方でもありません。
いくら費用が必要で、何日くらいで完成して、雨漏りの心配もなく、新築に近いような美観を、どれだけ維持できるのか。そして近所のトラブルが起きないかです。
この例を見るとわかりますが、同じ事を見ていても「ほしいこと」は全く違います。
2: サイトの構成で注意しておきたい統一感
サイトの構成には統一感も大切です。
(1)世界観
非常に曖昧模糊とした言葉ですが、サイトの方向性、どのような人に近づいてほしいのかを示すことが重要になってきます。
オーガニック食品を扱っているのに、ケミカル感があるとユーザーは違和感を覚えます。
堅い仕事なのに、ふんわりやわらかな印象では頼りがいも感じられないでしょう。
気軽に足を運んでもらいたいカフェなのに、高級レストランや割烹のような雰囲気では、ユーザーは近づきにくくなります。
(2)文字
文字というのは「文字の形(フォント)」や「文字の使い方」のことです。
世界観とも繋がっていますが、どのような文字の形でロゴを作るのかによっても雰囲気が変わります。
また、文字の使い方は、ユーザーが文章を読んだときに感じる気持ちを左右します。
例えば、「からだ」という言葉があります。
- からだ
- カラダ
- 体
- 身体
どの文字を使うのかで、読み手の気持ちにも影響します。リラクゼーションサロンなら「身体」よりも「からだ」の方が気軽な印象が伝わります。
整骨院なら「からだ」よりも「身体」や「体」の方が良い場合もあります。
(3)色
色は大切です。
世界観を表すときに忘れてはいけないポイントです。
あなたが好きだからというだけではなく、業種や業態に合った、ユーザーが安心できる色を選びましょう。
歯科医院なら「白」「青」。高めのラーメン店なら「黒」「ゴールド」。
業界でよく見る彩りは、ユーザーが安心する彩りでもあります。
決して、アーティストのような奇抜なものである必要はありません。
3: サイトの構成には収益性も考慮しよう
サイトの構成を考えるとき、サイトから収益を上げることは外せません。
もしサイトに収益性を求めていないのであれば、SONIDOのホームページを見る必要は全くありません。
サイトから収益を生み出すためには、次の3つのポイントを押さえておくことが大切です。
(1)流入方法
どこからサイトへやってくるのかを知っておきましょう。
Google検索からやってくるのか、Yahoo!検索からやってくるのか、SNSからやってくるのか。
あなたのサイトは、どこから流入が起こりそうでしょうか?または、起こっているでしょうか?
流入先や流入方法によってユーザーの好みも変わってきますので、好みに合わせた情報に最適化することが必要です。
(2)回遊率
サイト内を複数ページに渡ってぐるぐると見て回ってもらう仕掛けを、サイト構成に追加しましょう。
関連情報を紹介するのも方法の一つです。
一度の訪問で見てもらえるページが増えるほど、収益に近づいていきます。
(3)問い合わせへ誘導
収益を考えたサイト構成には、必ず「問い合わせ」へ誘導する仕組みが必要です。
この仕組みがないと、問い合わせされませんので収益に結びつきません。
ユーザーが情報を読み終えた後、「問い合わせしてみようかな?」と心が揺らいだ瞬間を見逃さず、一瞬で問い合わせへ移動できる操作を準備しておくことが大切です。
収益性を考えたサイト構成は、どのようにすれば良いのか迷うこともあると思いますが、安心してください。
SONIDOのページを見ていただくと、そのような仕組みになっていますので参考にできると思います。
4: サイトの構成でやっちゃいけないポイント
最後にやっちゃいけないポイントも知っておいてください。
ただ、これからお話することは、SONIDOとしては「やっちゃいけないポイント」ですが、他の同業者の方の中には「やるべきこと」とおっしゃっている場合もあります。
これはそれぞれの経験や考え方、価値観、お客様との向き合い方によって差が出ているだけですので、あなたの好みで選んでください。
(1)全部のページで強いセールス
セールスをしてはいけない、そんな話ではありません。
セールスは、いつのタイミングでもやるべきです。
ただ、どのページでも「いますぐ買ってください」「いま買わないと損しますよ」というのは、よくないと考えています。
ユーザーには「ほしい」と感じるタイミングがあります。
数打って当てることよりも、タイミングを考えてセールスしましょう。
(2)特徴ばかり話す魅力のない営業マン
店舗でもいますね。
電話セールスで「マンションオーナーになりませんか?」という勧誘にも多いですね。
「○○の代理店ですがインターネット回線の・・・」という勧誘電話にも多いですね。
どうも特徴ばかり話す人がいます。いや、わかりますよ。特徴は話しやすいですから。
でも、ユーザーが知りたいのは特徴だけではなく、その先の未来。
「特徴はどんなシーンで効果があり、その効果によって未来はどう変わるのか」
特徴ばかり話すサイトは必要ありません。
(3)よみづらい文章
動画や画像が一般的になっていますが、サイトの半分は文字で出来ています。
文字ということは文章が組み立てられていることになりますので、読まれることが前提のはず。
でも、実際に読むと・・・読めねぇ~!!!!!
または、読み進まねぇ~!!!!!
ということがあります。
読みづらい文章、テンポの良くない文章は読み手を疲れさせます。
そして、面倒な気分にさせ、もういいやって気持ちに変わり、やーめた!となって離脱していきます。はい、残念。
よみづらい文章には気をつけましょう。自分で書いた文章は、自分以外の人に声に出して読んでもらいましょう。
声に出して読みながら、詰まったところが読みづらい箇所です。
(4)画像
できれば、無料画像を使うんじゃなくて、オリジナル画像を使ってもらいたいですね。
特に、多くのユーザーが「怪しいんじゃないの?」と感じやすい
- リフォーム業
- 外壁塗装業
- 美容関係(ヘア、ネイル、エステなど)
- 士業
- 代理店販売やフランチャイズ店
は、オーナーやスタッフが写っている画像をメインに使いたいですね。
やはり人は相手の顔が見えると安心しますし、サイトで見た人が目の前にいると不思議な感覚にもなります。
僕の場合もそうですが、問い合わせからスタートし、オンラインでカメラを通してお会いしたとき、相手の方が僕のことを知っていただけていて、すごく近い存在としてお話できることが多いです。
これもホームページでの写真によって安心感を持っていただけているからだと思いますので、できるだけオリジナル画像を使うようにしてください。
5: まとめ
サイト構成を考えるときには、ユーザー視点を忘れてはいけません。
また、ユーザーが感じる世界観も大切です。
そして収益性を無視してはいけません。
このようなポイントに気をつけながら、SONIDOのページを参考にしてサイト構成を考えてもらえると、集客効果に影響を与えるホームページが完成すると思います。