ホームページ制作会社の選び方~不都合な真実を見極めろ!~
「ホームページを作ろう!」
そう思ってGoogleさんへ聞いてみると、まぁ僕が言うのも何ですがいっぱい制作会社が出てきます。
あなたがお住まいの地域だけでも多いと思いますが、少し範囲を広げると、もう探すのがイヤになるくらいあります。
では、このような、まさに「星の数ほど」あるホームページ制作会社を、どのように選べばよいのかについてお話していきます。
目次
1: ホームページを制作する目的とは
はじめに、あなたへ確認しておきたいことがあります。
それは、このようなことです。
『ホームページを制作する目的とは何ですか?』
非常に根本的な質問です。
もし、あなたの答えが次のような内容だったとしたら、ホームページを制作するのは少し待った方が良いでしょう。
- 友人の会社が持っているから
- ホームページがあれば儲かると聞いたから
- IT活用が絶対だとセミナーで聞いたから
このような明確な目的がないまま、ホームページ制作をすると、だいたいは騙されます。
必要以上の機能。
必要以上のデザイン。
必要ではない対策。
こういった「よくわからない」部分で費用が積み上げられ、お金だけいっぱい使って使い物にならないホームページが一丁上がり。
もし、あなたがこのような理由からホームページを作りたいと考えておられるなら
- Wix
- Jimdo
こういった無料のものを使って試してみるのがおすすめです。
これなら途中で「あっ、必要なかった」と気づいても痛手がありません。
反対に、明確な理由があるのなら、あなたは今すぐにでもホームページ制作会社を選び発注し、ビジネスの流れに組み込んでいくことが重要です。
2: 目的からホームページ制作会社を選ぶ方法
あなたの目的が明確なら、その目的からホームページ制作会社を選ぶことができます。
例えば、アーティスト系のビジネスをされているとするなら、あなたに重要なのはデザインに非常に強いホームページ制作会社でしょう。
間違っても「ホームページ制作3万円から!」というところではありません。
あなたの仕事を考えればわかると思いますが、あなたの作品はいくらで販売しているのでしょうか。
あなたが2ヶ月、3ヶ月、長いときなら半年かけて作った作品が超激安なはずはありません。
次、あなたのビジネスには集客や販売が重要なのだとすると、デザイン重視のホームページ制作会社ではなく、
- わかりやすいデザイン
- 集客や販売について理解している(マーケティングがわかっている)
- 集客の流入ポイントも考えてくれる
こういった、ビジネスをわかっている制作会社を選ぶことが必要です。
また、集客における流入ポイントは重要でして、
- 広告からの流入
- 検索からの流入
- SNSからの流入
というように、それぞれの流入ポイントによってホームページに施す戦術が変わってきます。
このような、、ビジネスにとって重要である集客に関係するポイントや方法の得意不得意も選択するときには見ておきましょう。
例えばSONIDOの場合ですと、検索からの流入を起こしやすいコンテンツマーケティングが上手くいくホームページを制作しています。
その上で、広告からの流入に耐えられるランディングページなどをご用意することはありますが、あくまでもメインは検索からの流入を成功させることを最大の得意としています。
このようにホームページ制作会社を選ぶときには、あなたの目的によって
選ぶ基準や条件が変わってきます。
3: 不都合な真実にも目を向ける
ここでホームページ制作会社を選ぶとき、制作会社にとって聞かれたくない「不都合な真実」がありますのでお伝えしておきましょう。
それは、最近増えてきていますが、検索から流入させることが得意とするホームページ制作会社のことです。
このような得意を前面に打ち出して営業しているところが増えていますが、ここであなたに疑問を持ってもらいたいのです。
「本当にその会社は、自分の集客もホームページでやっているのか」
- ホームページから集客できます!
- 検索順位もすぐに1位にできます!
- 1週間で100名集客しました!
どれも魅力的な言葉ですが、よくよく観察してもらいたい。
こういった会社さん、おかしなことに自社の営業は
- 電話(テレアポ)
- FAXDM
- ネットでのPPC広告
- 雑誌への広告
- 書籍からの誘導
などで行われているところがあります。
これっておかしくありませんか?
自分たちが検索から流入させることについてエキスパートなら、自社の営業も検索からの流入でやれば良い。
自社のコンテンツを検索結果1位にサクッともっていけば良い。
でも、そういうことができていないところもあります。
あなたに知っておいていただきたいことは、集客できる!売上倍増!と言っている会社が、自分たちで実践した経験を持っているのかどうかということです。
どうしても、若干煽った言葉に影響され、真実味を感じてしまうことがありますが、そういう場合は一度立ち止まって冷静になってください。
そして、その会社が本当に言っているとおりの営業をしているのかを観察してみましょう。
4: あなたの仕事へ興味を持っていますか?
次の「不都合な真実」は、根底の問題点をお伝えしたいと思います。
それは、どういうことかと言いますと、、、
「制作会社の担当者は、あなたのビジネスに強い関心を持っているのか」
ということです。
特に制作会社に複数のスタッフが在籍している場合、営業担当者はあなたのビジネスに関心があるかもしれませんが、実際に制作をする担当者は全く関心がないということもあります。
当然、その逆もあり得ますが、どちらにしても、常にあなたのビジネスに強い興味を持ち続けてくれているわけではありませんから、市場の状態やこれから必要になることなど、貴重な情報を伝えてもらえないことがあります。
また、関心のない担当者が作ったホームページには熱量がありませんので、あなたがお客様へ伝えたいことがしっかりと伝わっていないこともあるでしょう。
どこか上の空でお決まりの文章。
イメージと一致していない画像。
ペルソナの動きがわかっていないレイアウト。
ホームページは出来てしまうと、あなたのビジネスの顔になります。
そういう大切な役割を担うものですから、あなたのビジネスに強い関心がない人では、あなたの仕事を本来の良さを伝えることができません。
クライアントさんの仕事へ強い関心を持つことができないと、時代遅れの情報でホームページを作ってしまったり、競合のことがわからないまま作ってしまったりということも起こります。
ですから、あなたがホームページ制作会社を選ぶときには、あなたのホームページ制作に関わるすべてのスタッフが、あなたのビジネスに強い関心を持っているのかどうかを確認してください。
いいかげんな人には、いいかげんなものしか作れません。
5: 費用と納期は明確でしょうか
いいかげんかどうかを判断するとき、非常にわかりやすいのが
- 費用
- 納期
どちらも「曖昧」にしたがる人がいます。
特に納期に関しては、遅れても当たり前というようなところもありますし、そもそも遅れる想定をしているところもあります。
ホームページ制作を依頼するとなった場合には、費用は見積もり通りなのかどうかを確認しましょう。
次に納期はどのように守られるのかも確認する必要があります。
制作会社の規模などに関係なく、ビジネスの基本が出来ていないところとは気持ちよく付き合えませんし、今後も付き合い続けるのは難しいと思うのです。
6: 制作して終わりなんてありえません
ホームページは制作して終わりというものではありません。
というよりも、ホームページを制作して終わりと思っているのは、制作会社だけです。
お客様からすると、ホームページを制作した後からがスタートだとSONIDOは考えています。
ですから、ホームページの制作後に、どのような対応があるのが重要になってきます。
- 自分たちで記事を更新する方法について教えてくれるのか
- 効果的な記事の書き方をレクチャーしてくれるのか
- スタートしてから疑問に思うことを相談できるのか
こういった基本的なところが出来ていない制作会社の場合、あなたはホームページという「器」を手に入れただけで、中身を作って入れることができません。
お店をオープンしたけれど、店内には何もないというのと同じです。
これではホームページからあなたが考えている成果を出すことは簡単ではないでしょうし、こういった状態が続けばホームページも、シャッター通りと呼ばれている商店街の店舗のような印象になってしまいます。
こうなってしまうと、見た感じからして人は寄ってきませんし、間違ってもそういうところへ問い合わせをすることもないでしょう。
ですから、先ほども言いましたように、ホームページは作って終わりではなく、
作ったところをスタートとして、どんな風に今後は展開していけるのか。
自分たちで出来ることは、どのようなことなのか。
こういった「制作」とは少し違った部分についても相談したりレクチャーしたりしてくれる会社を選ぶようにしてもらいたいです。
7: 公開してからも相談しやすいでしょうか
スタートの話に近いですが、ホームページを公開してからも相談できる会社さんを選んでおかれると、心強いことは間違いありません。
SONIDOでの話になりますが、過去に制作させていただいたクライアント様からメールでご相談をいただくことがあります。
ご相談内容は様々ですが、比較的多いのが
- コンテンツの書き方に悩んでいる
- もっと流入させるにはどんなことができるのか
- あたらしいコンテンツの案はないか
こういった相談事があります。
どれもSONIDOで実践していることですし、クライアント様のビジネスについても理解していますから、
クライアント様がイメージできていなかった答えをお伝えすることで、次の一歩へ進んでもらえるようになります。
このような「ちょっとした相談」は、実はすでにクライアント様の中に答えのあることが多いのですが、誰かと話をすることで確認したいとか、後押しして欲しいという気持ちもあるのだと思います。
世の中にはコーチとかコンサルタントというお仕事の方がいらっしゃいますので、本来でしたらこういう方のビジネスなのかもしれません。
しかし、そういった個別に契約しないといけないようなサービスではなく、
- ちょっと相談したい
- 最近不安なので話を聞いて欲しい
- こういうのどう思いますか?
こういう人と人の関係性を続けていける制作会社さんを選ばれると、今後のビジネスも楽になっていけるのではないかと感じています。
僕もそうですが、会社の大小は関係なく、経営者は相談できる相手がいないものです。
「経営者は孤独」と言われることがありますが、本当にそうだと思います。
ですから、ホームページを作るという部分以外でも、長くおつきあいできる会社さんを選んでください。
8: まとめ
「星の数ほど」あるホームページ制作会社から、あなたにぴったりあった会社の選び方についてお伝えしました。
今回お伝えしました内容は、あまり聞きたくない話もあったと思います。
しかし、こういったことを知った上で選んでもらえると、かなりの確率でNGを選ぶことを減らせます。
あなたの目的、不都合な真実、あなたの仕事への興味。
そして社会人としての基本「ホウレンソウ」。
まずはこういった部分から見極めていってもらいたいと思います。
今回の内容が、あなたのホームページやビジネスに生かせたなら幸いです。