【原付で神奈川から大阪へ】自ら考え行動するために必要な3つの事と行動できないマインド
僕がまだ22歳の時だった時の話。
学生だった僕の足は原付。ガソリンスタンドでバイトはしていたが、自由に使えるお金は特になかった。
そして、大阪に兄がいた。僕たちはとても仲の良い兄弟だった。
あるとき、兄が言った。
『今度、うちにこないか?大阪案内したるで。』
『行きたい行きたい』
といったものの、お金はない。すぐ行くには、今ある原付で行くしか方法はなかった。
しかし、果たして原付でいけるのか?という疑問が浮かんだ。
そこで、モチベーションをあげるために、友人にこう言った。
『明日さ、原付で大阪までいこうと思うんだけどどう思う?』
『お前はアホか。無謀なことはやめろ。大阪まで何キロあんのかそもそも知ってんの?
バスでいけばいいじゃん。』
『ふ~ん。じゃさ、もし大阪まで原付でいったらどうする?なんか賭けようぜ』
『行けたら1万やるよ!でもいけなかったら逆に1万な』
『そうか!よし決まり。明日行く』
こうして、僕は次の日の朝4時に神奈川を出発した。
正直、いけるかどうか少しは疑問に思ったが、なんで無理と友人が言ったのかは、理解はできなかった。
しかし、友人に相談してラッキーだった。
1万円ゲットできるのだから!
当時の1万円は僕にとって超貴重だ。その1万円の使い道を考えながら走った。
めっちゃ快適な原付ドライブが始まった。
いうまでもないが、快適な時間は3時間と持たなかった。
『なるほど。あいつ(友人)は原付で遠出したことがあるのか』
と思いつつ、ひたすら走った。
引き返すわけにはいかなかった。
なぜなら、僕には原付でいく理由が他にあったのだ。
『大阪は原付あれば、めっちゃ色々まわれんで!一緒に色んなお店いこうや。』
と言われたこと。
『大阪に行きたかった』ということ。
要するに
- 大阪の町を兄と一緒に原付で走りたい
- そのために原付で大阪に行きたい
- 明後日までに兄に会いたい
目的と目標があったらだ。
ただ、これだけでは、行動できなかった。行動するにはモチベーションも必要だった。
だから友人には感謝している。
1万円というモチベーションをあげてくれる材料をくれたからだ。
自ら考え行動するために重要な3つのこと
行動するにあたって、重要なことは
- 目的を具体的に決める
- 目的達成のための目標をたてる
- モチベーション(情熱)をあげる
が重要になってきます。
この3つが行動の肝になってきます。
行動できない多くの場合は、目的が明確になっていないケースが多いです。
- あなたが達成したいことはなんですか?
- あなたが将来望む姿がみえていますか?
こんな質問をしてみるといいでしょう。
私は「年収○○万稼いで、そのお金で○○なことをしたい」とか「○○の職で独立して、○○なことを広めたい」など。
自分が登る山を明確にしましょう。
目的とは、コロコロと変わらないものです。
目的が決まれば、そこに行く過程を考えます。それが目標です。
目的と違って目標は具体的である必要があります。
例えば、ダイエットを成功させて、理想的な男性をゲットするという目的を立てた場合を考えてみましょう。
- 理想的な男性をゲットするために、今の体重から何キロ落とさないといけないのか?
- いつまでにやらなければいけないのか?
- どのダイエット法でやるのか?
- 毎月何キロ落としていくのか?
- 毎日どんな取り組みをしなければいけないのか?
目標は目的達成の道しるべになるものなので、目標を短いスパンごとに立てていくと良いでしょう。
今年、半年、今月、今日みたいにですね。
いくら、目的と目標が決まっても行動ができない原因は、モチベーション(情熱)が続かないからです。
目的達成までの期間が長いと、どうしてもマンネリ化していき、結果行動しなくなってきます。
モチベーションを維持するコツとして、
- 目標設定をあげすぎない
- 一緒に取り組む仲間を作る
- 目的達成のした姿を壁にはる
- 目標の行動に楽しみをもつ
- 習慣化させる(はじめの60日間はしんどくても根性でやってみる)
さー今すぐ行動するために、3つのことをやってみてね!
それでも行動できない場合は、考え方を修正せよ
そんなことで行動出来て結果ができるなら、やってるよ。
そうですよね。そう。・・・・その考え方では行動できないよ!
行動ができないもう1つの原因はマインドです。
原因1)失敗を恐れる
人は失敗を恐れる生き物です。
誰だってそう!失敗はできることならしたくはないですよ。
でもね、失敗しないで結果だしている人いないよ。どんな些細なことでも失敗は経験しています。
あなただって失敗してきたでしょ。でも今なんとかなってるでしょ。
失敗しても、だれも何も思いません。自分に勝つか負けるかだけなのです。
自分を許すことができれば、決して怖いものではありません。
失敗は味方です。
原因 2 )自己責任という言葉
自分で責任をとりたくないため、行動することに一歩踏みとどまってしまいます。
もし、あなたが後退を望むのなら、それはそれで結構です。
しかし、やはり行動して変化をおこし前進したいのなら、責任とうまく付き合う必要があるでしょう。
そして、自分が望む結果が大きければ大きいほど、責任は大きくなります。
言い換えれば、責任を受け止められる器が大きければ大きいほど、あなたの望む結果が得られる確率はグンとあがるでしょう。
責任とは、あなたの成功を引き寄せる大事な役目です。
原因 3 )自分を信じていない
これに集約されるかも知れませんね。
自分を信じることができなければ、失敗や責任をとりたくないというマインドが生まれます。
自分が信じれないということは、自分のことを好きではないという現れです。
自分が信じれない理由として、過去の経験・環境が影響してくるケースがあります。
敵は過去の経験にあるのです。
過去の経験は変えることはできませんが、今をかえることはできます。
「過去より今」がとても大事になってきているのです。
自分が信じれない場合は、なぜそうなのか?
書き出してください。
そして、許してあげてください。
自分が信じれない人は、自分に厳しいのだと思います。
なので、許すことをしてみてください。
そして、昔は出来なかったけれど今は簡単ということを書いてみてください。
できたことにフォーカスをしてみてください。
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おいそんなことよりお前は、原付で大阪にいけたのかよ!
いけたとしたら何時間かかったんだよ!
行けました。行きは19時間、帰りは16時間。
帰りは3時間も短縮できたぜ!
名古屋で原付を捨てようとしたこと。三重県の峠で涙ちょちょぎれたこと。休憩として使わせてくれたガソリンスタンドのおじちゃん、おばちゃんにめっちゃうれしい言葉をかけてもらったこと。
そして、交通費が2300円ぐらい(当時1リットル平均98円)だったこと。
帰りに愛知で暴走族にかこまれたこと。
全てのことに感謝し、おいしい思い出となりました!
もう二度といかないけど!
おまけに友人から1万円をもらうことはありませんでした。
ざっけんな!(笑)
『お前あほだろ』
まとめます
これは、ある旅の思い出です。
なんでも行動することに意味があると思います。
- 目的を具体的に決める
- 目的達成のための目標をたてる
- モチベーション(情熱)をあげる
そして、
自分を許し、信じることをしてください。
行動の手助けをしてくれるはずです。
もし、この記事が少しでも行動のきっかけになれば幸いです。
今は亡き大好きな兄(洋ちゃん)↓↓