あなたは集客さえできれば売上アップすると勘違いしていませんか?
SONIDOのページをご覧いただく方の80%は、ホームページから集客して売上をアップしたい方だと思います。
ですから、今回はホームページ集客を題材として、集客さえできれば売上もアップするという理論は本当なのかどうかについてお話していきたいと思います。
1: 集客できれば売上につながるのか?
集客できれば売上につながるのか。
ある側面では正解です。
でも、ホームページ集客をベースに考えると、集客できたからといって売上にはつながりません。
最初にはっきりさせておきたいことは、いくらアクセスがあっても(アクセスはある方がいいですが)、そのアクセスに対して、どれだけの人が売上につながっているのかを正確に把握していないと売上アップにつながりません。
例えば1回5000円のセミナーに対して月間3万PVの閲覧があったとして、月間の問い合わせが30件で、問い合わせのあった30件からセミナー参加につながったのが1件だったら、
これでは仕事が続けられません。(だって1回のセミナーで5000円しか収入ありませんから。)
でも、ここを見落としてしまい、月間PV数ばかり追いかけているところもあると思います。(これは実際にいらっしゃいます。)
このような勘違いには早く気づいてもらいたいと、常々思っているのですが、なかなか「月間数万PV」という言葉に負けてしまう方も多いでしょう。
そこで、今回、あえてこのような記事を書かせていただいたのですが、ホームページ集客から売上につなげるには、集客(アクセス)の数が絶対的な条件ではなく、「質」が大切なのを覚えておいてもらいたいのです。
これはどういうことなのかというと、集客できれば売上につながるという理論を正解とするためには、あなたにとって本当に必要な顧客だけをできるだけ多く集めなくてはいけないということなのです。
2: 本当に必要な顧客とは
では、本当に必要な顧客とは何か。
これは今までにも何度かSONIDOの記事でお話している通り「誰=ペルソナ」をきちんと設定することです。
そして、ペルソナを明確にして設定したあと、ペルソナの欲求を解明しなくてはいけません。
ここまで、いいでしょうか。
例えば、父の日が近い17歳女子高生が、パパへ贈り物をあげたい場合、どのような欲求があると思いますか?
- 父の日だからプレゼントを渡したい
- どんなプレゼントがいいかな
- 何か買わなきゃ!
ということで、ありがちなのが、次のようなSEO対策した記事。
『2018父の日プレゼントはコレ!』とか
『40代父の日プレゼントランキング!』とか
『大切なお父さんへ送るプレゼント10選』とか、、、。
でも、これだと、先ほどお話したように「PVアップ」するかもしれませんが、あなたの記事を見て買ってくれる人は多くないと思うんです。
なぜかというと、この欲求は「誰でもわかる」ことだから。
「PVアップするかも」と言いましたが、実際は競合が多くて検索上位に上がらないまま、売り上げも上がらないのが実状でしょう。
では、どうすればもっと欲求を深め、あなたのところで買ってくれる「本当に必要な顧客」を集めることができるのでしょう。
それは、こんな風に考えてみてもらいたいのです。
3: こんな顧客を集める方法
先ほどのペルソナと欲求を思い出してください。
- 父の日が近い17歳女子高生が、パパへ贈り物をあげたい
- 父の日だからプレゼントを渡したい
- どんなプレゼントがいいかな
- 何か買わなきゃ!
でしたね。
ここで「本当に必要な顧客」を集めるために重要なのは「誰」に何を贈りたいのかということ。
すでに「父」に「プレゼント」となっているって?
もし、あなたがそう思ったのなら、大きな勘違いをしています。
この場合の「誰」とは、「プレゼントを渡したいパパ」をもっと具体的に落とし込むことなのです。
例えば、具体的に落とし込むと次のような父親像が考えられます。
- 娘の友人は「かっこいいパパ」というけれど、娘はもっとおしゃれになってほしいと思っているパパ
- とにかく家に居るときダサイ格好のパパ
- 単身赴任でがんばっているパパ
- 汗かきで通勤もフウフウなパパ
- トランプ大統領のような「でっぷり」とした「ザ・アメリカ」という感じのスーツを自慢げに着ているパパ
などなど。
この17歳女子高生は、父の日にプレゼントを贈りたいと考えたとき、
- 父
- パパ
- 父の日
- プレゼント
というキーワードと一緒に、自分のパパ像に合うかどうかをタイトルや記事の中身から見ています。
ここまで欲求を深堀することで、Googleキーワードプランナーには出てきていないかもしれませんが、あなたにとっては「本当に必要な顧客」だけを集め、その後の行動へと進んでくれる優良顧客を得ることになるのです。
4: これでも集客数で勝負しますか?
「でも、こんなことすると、コンテンツ作るの大変じゃないですか」
という声が聞こえてきそうですが、その通りです。
ここまで欲求を深堀した内容を、タイトルや本文でアピールするということは、深堀した分だけコンテンツを作るということになります。(言い換えるとコンテンツのネタに困りませんよね。)
欲求のケースごとにコンテンツを作り公開することで、ピンポイントで必要な顧客だけがアクセスしてきてくれます。
そして、そんな状態でアクセスしてきてくださった方は、高い確率で成約まで進んでもらえることでしょう。
だって、ありきたりな話がコンテンツに出ているのではなく、探している欲求のケースについてコンテンツで話されているのですから、スルーして次のコンテンツへ進むことはできません。
最初に出てきた「誰もが考える欲求」だけで集客していても「PV数」は上がるかもしれませんが、ビジネスで最も大切な「売上」へ進んでもらえない確率が高いのです。
あなたはこれでもまだ、
ホームページからの集客数(PV数)で勝負する道を選びますか?
それよりもSONIDOは、あなたにとって本当に必要な顧客だけが目の前にやって来て、あなたが提供する価値とお客様の大切なお金を適切な価格で交換してもらえる方法を進めていくのが、ホームページ集客における本当の意味だと考えています。
5: まとめ
ホームページにおける売上アップは、一般的に言われる「集客数(PV数)」だけでは判断できません。
それよりも、あなたの会社に必要な顧客が目の前にやってきてくれるくらい、深堀した欲求が解決できるコンテンツを提供できるようになってもらいたいのです。
そうすると、Googleアナリティクスで見たとき、一ヶ月のPV数はライバル店よりも少ないかもしれません。
でも、、、
実際の売上は?利益は?お客様との関係性は?
おそらくライバル店よりも多く太くなることでしょう。
これはSONIDOの経験からも、このように言うことができます。
だから、
ホームページでは、集客さえできれば売上アップすると勘違いしないでくださいね。
必要なのは、あなたのビジネスにとって「本当に必要な方だけ」をホームページへ招き入れることなのです。