起業で失敗する理由とは?起業で成功するスキルと3つのポイント
- 満員電車はもうイヤだ!
- もっとやりがいのある仕事をしたい!
- もっと自由に自分の力で稼ぎたい!
- サラリーマンよりも収入を増やしたい!
- 時間と場所の自由を手に入れたい!
多くのサラリーマンや派遣、アルバイトの方の憧れだと思います。
そして、こんな願望を叶えてくれるのが
「起業」
起業すれば、
- 誰にも気を使わなくてもいい
- 自分らしく生きられる
- おかしな人間関係に振り回されない
- しがらみもなくなってスッキリ
- やればやるだけ自分の稼ぎに
- 毎日が刺激の連続
- 起業してるってカッコイイ
こんなイメージを持っていることでしょう。
しかし、実際に起業した人を見てみると、、、多くの人は
「地獄へ直行」
それくらいリスクの高い方法が「起業」です。
でも、それくらいリスクが高くても、すでに失敗している人のことや、成功している人のことを知れば、少しは「地獄へ直行」することを回避できるかもしれません。
そこで今回は、起業で失敗する理由と成功のポイントを紹介します。
1: 起業の生存率を知っていますか?
起業してからの生存率を見てみましょう。
この数字は「生き残っている」数を表しています。
1年 | 40% |
5年 | 15% |
10年 | 6% |
20年 | 0.3% |
30年 | 0.02% |
まず見てほしいのは「1年」の生存率です。
起業した人の半分以上が「廃業」しているということです。
たった1年ですよ?
起業して立ち上げたばかりですよ?
5年経過すると、起業したときの85%が「廃業」しています。
どうですか?
5周年を迎えられる会社が少ないのです。
そして10年、20年、30年と経過すると、どんどんと生存している会社が減っていきます。
ということは「30周年記念パーティー」をやっている会社は、会社の中身はどうであれ「すごい!」ということになります。
この数字から見るとわかりますが、起業することは「簡単」なんです。
誰でも税務署に書類を作って送れば「起業」完了です。
しかし、次の瞬間から、まずは1年目をどうやって乗り切るのか。
5年、10年継続することよりも、まずは1年間継続することは、イメージしているように簡単ではないということです。
2: 起業を失敗する理由
さて、気合いを入れて起業したはずなのに、どうして簡単に廃業となってしまうのでしょうか?
想定外の災害や災難ということもあるでしょう。
でも、起業を失敗する理由には、次からお話するようなことがあります。
店舗系の起業に多いパターンです。
店舗を構える場所にこだわりすぎて、家賃の高い一等地を借りちゃった。
人通りが多いからスタッフを雇わないといけないと考えて人件費も必要になった。
1年中お店が賑わっていればOKですが、それでも一等地の家賃と人件費は固定費ですから、毎月無くなっていきます。
シーズンを通してお客さんが来店してくれれば問題ありませんが、ほとんどの場合、そんなことは起きません。
季節や天候、流行に左右されます。
もし、来店が減ったとしたら、高額の家賃と人件費をどのようにして工面するのか。
一等地に構えた店舗の改装費用に必要だった借入も、毎月返済しないといけません。
長期的な計画なしに「一発打ち上げ花火で儲けてやる!」という起業は失敗してしまいます。
起業するときには「事業計画書」を作ります。
このとき事業計画書は「予想」だからと
「こうなったらいいなぁ~」
というファンタジーだけで作ってしまう人もいます。
もし、仕入れが必要な仕事なら、仕入価格が値上がったらどうしますか?
もし、光熱費が高くなったらどうしますか?
もし、競合が向かいに出来て価格競争に突入したらどうしますか?
自分の理想を元に事業計画書を作ることは間違いではありません。
でも、その中には現実的なこと、少し用心していれば失敗を回避できたかもしれないことに注意を向けておきましょう。
起業は「ボランティア」ではありません。
起業は「ビジネス」です。
しっかり稼ぐなら、理念は大きく、計画は現実的な考えが必要です。
思い出してください。
「白いたいやき」ってありましたよね?
あれ、登場したときはスゴい人気で、行列を作ってまで買っていた人がいましたよね?
でも、今はどうでしょうか?
お店が無くなっていますよね?
珍しさや流行の「瞬間最大風速」はスゴいです。
しかし過ぎ去ることはわかっています。
そして過ぎ去った後に残るのは、、、珍しくもなくなり忘れ去られることでしょう。
これは芸能関係でも同じです。
奇抜なことで流行したものは、1年持ちませんよね?
(ふなっしーは別ですが、、、)
自分が興味を持って続けられること。
これをビジネスとするのが起業なのでしょう。
隙間産業を狙う。
誰もやってない、真似の出来ないことをする。
「これは絶対に儲かるぜ~!」
誰もが考える起業の成功パターンです。
しかし、起業で失敗するのが、このパターンであることはあまり知られていません。
というのも、そのアイデアに
「お金を払っても欲しい」
という人がいるのかどうか。
もし、地元にサードプレイス系のカフェが無かったとして、あなたが
「これはサードプレイスで隙間を狙うぜ」
と意気込んで起業したとしましょう。
開店当初は珍しいので客足が多く、ウハウハな状態でした。
しかし、開店して3ヶ月、向かいに「スタバ」がやってきます。
さて、今のままで勝てるでしょうか?
「アイデアがスゴければビジネスは成功する」
この考えだけに頼ると、、、危険ですね。
3: 起業で生き残るために用意する3つのこと
起業で失敗する理由をお話してきました。
では、どのようなことを用意しておけば、起業して生き残れるのでしょうか?
次から「生き残る」ために用意する3つのポイントを紹介します。
商品やサービスの「特徴」だけで勝負するには限界があります。
よりよく、あなたの商品やサービスを効率的に伝えるスキルが必要でしょう。
でも、起業した人に多いのが
- 営業苦手だし
- どうやって売り込めばいいのかわからない
- 良ければ絶対に誰かが見つけてくれて売れるはず
と考え、じっと良いことが起こるのを待ったまま、、、ということもあります。
そこで起業するとき用意しておく1つ目は「売るスキル」。
すなわち「セールスコピーライティング」のスキルです。
あなたもインターネットを見ていて、偶然目にしたサイトで商品を買ったことがあるかもしれません。
それは、ページに書いてある文章や動画からのメッセージに感情が反応して「これは買わないと」感じて買ったのでしょう。
実は、そのようなページの文章や動画のシナリオは
「セールスコピーライティング」
と呼ばれるスキルを使って作られているのです。
すごいですよね?
対面で販売しても売りにくいのに、文章や動画メッセージで売るんですから。
このスキルは起業するなら用意しておくことをおすすめします。
これは大事です。
あなたが動いているとき、対面で話しているときしか売れないのなら、収入の限界は
「あなたの行動」
にかかってきます。
ということは、あなたが動いていない「眠っているとき」は、収入を生み出せていないということになります。
でも、24時間眠ることなく自動で集客し売ってくれる営業マンを用意できたとしたら、、、あなたはどう思いますか?
誰でも「うれしい!」はずですよね?
だって、
- 自分が眠っているとき
- 家族と旅行へ行っているとき
- ランチを食べに行っているとき
あなたが居なくても、お客を集め、売上が上がるのですから。
では、この営業マンの正体は何かというと
「ホームページとブログ」
あなたに変わって24時間眠ることなく、欠勤もしませんし、病欠もありません。
人件費もわずかでありながら、不満も言わずに集客と売上を上げてくれるのです。
これからの時代、起業するなら「ホームページとブログ」は必須ツールです。
そして、先にお話した「セールスコピーライティング」のスキルと合わせることで、あなたの最高の営業マンが完成します。
セールスコピーライティングのスキル。
ホームページとブログの存在。
そして3つ目が大事なことです。
これからお話する3つ目が無くては、セールスコピーライティングのスキルも、ホームページとブログも全く最高の働きをしません。
では、3つ目は何かのか。
それは
「マーケティング」
セールスコピーライティングは「戦術」です。
ホームページとブログも「戦術」です。
しかし、ビジネスは「戦術」だけでは勝てません。
戦術を効果的に活用するには「戦略=マーケティング」が必要なんです。
マーケティングを考えることで、あなたのビジネスについて一貫性が保たれます。
そして一貫性のあるビジネス、一貫性のある情報発信は「プロフェッショナル」な印象を与えます。
この「印象を与える」という部分が大切です。
ここが抜けていると「アマチュア」っぽく見えてしまい、あなたを専門家として選ぶ理由がなくなります。
また、マーケティングを考えることで、
- どこからお客を引き込むのか
- お客が欲しいものは何なのか
- どのように伝えれば喜ばれるか
- リピートしてもらうにはどうするのか
- ファンを作るには何が必要か
このようなことが整理され、今の自分から理想の未来へ向かって、マーケティングに沿った行動を起こすことで、失敗する可能性を最小にすることができます。
僕は良く、クライアントさんに言うのですが
ビジネスには「戦術」よりも「戦略」が大事
ということなんです。
僕たちは油断するとどうしても「戦術」に目がいきます。
「戦術」で勝負しようとしがちです。
でも、本当は「戦略=マーケティング」を計画し、その計画に沿って適切なタイミングで「戦術」を繰り出すことがビジネスには必要なんです。
ぜひ、この部分を覚えておいていただきたいと思います。
4: 起業で成功したいなら知っておくべきこと
起業で成功するために「用意」しておくことをお話しました。
最後に起業で成功したいなら、知っておくべきことをお話します。
これからお話することは、特別なスキルの獲得や学習が必要なことではありません。
だからといって軽視していると、廃業まであっという間に到達してしまう、間違えやすい内容です。
起業したい。
起業した。
あなたの周りに今いる人は、どんな人たちでしょうか?
あなたと同じように起業したところで、情熱あふれ、寝食を忘れるくらい没頭してビジネスを立ち上げようとしている人たちでしょうか?
それとも、夕方近くなるとスマホへ「呑みに行こう」とメッセージを送ってきて誘う人たちでしょうか?
または、いつでも速攻でFacebookへコメントを書き込んだり「いいね」を秒速で押している人でしょうか?
別にどのようなタイプであってもいいのですが、今のあなたの周りにいる人は、あなたへ大きな影響を与えています。
いつも、長い時間一緒にいる人、連絡を取る人に似ていくと言ってもいいでしょう。
ということは、考え方や思考方法、収入面も近づいていくということです。
あなたの周りにいる人は、あなたよりも稼いでいますか?
あなたよりも情熱をもってビジネスを立ち上げようとしていますか?
今のあなたの周りを見ることで、あなたの未来が予測できます。
あなたの周りの人と関連します。
「誰と付き合うのか」、これは大切です。
付き合う人によって、お金や人間関係の考え方、捉え方が変わってきます。
良い意味で影響されますから、付き合う人によって自分の人生を変化させることができます。
そして、付き合う人よりも大事なのが「誰と付き合わないか」です。
自分にとってマイナスにしかならない人と、あなたは付き合う理由があるでしょうか?
例えば、あなたが起業したとします。
でも、今の付き合いが、昔勤めていた会社の同僚だったとしたら、、、。
あなたは「起業」よりも「会社」という安定思考の影響を受けることになりますよね?
これが「社長」「経営者」と付き合うなら話は別です。
このように「誰と付き合わないかを決める」ことは、あなたがこれから必要になる起業家思考に影響します。
起業を選ぶ人は、基本的に「仕事が出来る人」です。
そうでないと、起業なんて考えませんから。
しかし「仕事が出来る」から、すべての仕事を自分でやってしまおうとします。
これではビジネスを素早く発展させることはできません。
自分がすべてやっているのなら、すべてが完成するまでに時間がかかります。
ですから、自分ができることでも
「自分じゃないとできないこと」
これ以外は誰かに任せるという考え方を持ちましょう。
自分がやることは「自分にしかできないこと」。
すなわちビジネスにおいては「マーケティング」。
これはあなたがやるべきことですが、セールスコピーライティングやブログ、ホームページを作ることは、誰か得意な人にお願いするのが得策です。
5: まとめ
起業はハイリスクです。
この意見に反論はしません。
でも、前もって少し知っておくだけで、生存率40%の中に入れることも確かです。
今回紹介しましたように、起業はきちんと計画を練り、用意することを知り、起業家の考え方を身につけることで成功へ進むことができます。
特に「マーケティング」の重要性と、あなたにしかできないことについては、しっかりと理解しておいてほしいと思います。
この記事が、あなたが考えている起業のお役に立てれば幸いです。