自分の文章の書き方をコンテンツライターにする方法
自社ブログを始めたけれど、ホントにこの書き方でいいのかわからない。
コンテンツが大切なことは、わかっているけど文章の書き方はこれでいいの?
自分だけじゃなくてスタッフにも書いてほしい。でも、どう説明したらいいのかわからない。
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そして最後には、ネットで文書の書き方をあれこれ探して・・・疲れた・・・。
あなたはこんな経験がありませんか?
今日は、文章の書き方を知っているだけで「コンテンツライター」のように読みやすい文章が書けて、読んだ人から注目を集めることができる書き方の方法を紹介します。
それでは、WEBマーケッターのカナさんと勉強中の京ちゃんに、文章の書き方についてお話ししてもらいます。
目次
1: 文章の書き方を知っているとトクします
文章って書くの、むずかしいですよね~
京ちゃん
単純に「書く」ってだけだと簡単なんだけど、そこをもう一歩進もうとすると意外に簡単じゃないよね。
カナさん
やっぱり、あたしには文章を書くなんて、むいてないんだと思います!
京ちゃん
まあまあ、ちょっと落ち着いて・・・。
文章って書けるとトクすることが、たくさんあるんだよ。
カナさん
文章の書き方を知っていると意外とトクします。
例えば、
- 相手に伝わりやすくなる
- 相手の興味をひきつけることができる
- ブログやホームページのアクセスアップに役立てられる
- 論理的に考えられるようになる
- 内緒ですが副業で稼ぐことができる
こんな風にトクすることが、たくさんあります。
また、文章の書き方を知っていると
- Google検索で見つけてもらいやすくなる
- SNSで「いいね」や「シェア」が増える
- 「感動しました!」というようなコメントと出会える
どう?
カナさん
へへっ、ちょっとうれしいですね。文章が書けることって。
京ちゃん
わかりやすくて、読みやすい文章が書けると、いきなり注目を浴びる存在に変わってしまうこともあるんだよね。
カナさん
でも、こういうのって「才能」や「技術」が必要ですよね?
京ちゃん
確かに必要なんだけど「技術」は誰にでも身につけられるよね。
「才能」は小説や文学を書こうとすると必要だと思うけど、そうじゃなかったら「ただ、文章の書き方を知らないだけ」っていうのがほとんど。
ということは、このポイントだけ知っていたら、いきなり注目されて、友だちから「すご~い!ライターなんだぁ~」って思われるかもね。
カナさん
カナさん・・・、わかりました。
あたし、努力は好きじゃないですけど、注目されるのは大好きです。
すぐに、そのポイント、教えてください!
京ちゃん
(このひと、文章の書き方よりも、注目されることが大事になってないか・・・)
カナさん
2: 文章の書き方を楽にするポイント
それじゃ、ポイントを4つ紹介。
カナさん
4つ、ですか。
京ちゃん
そう、まずはこの4つのポイントからブレないだけで、文章がグッと変わってくるんだよね。
カナさん
(4つもあるのかよ・・・。ガツーンと一発で注目される魔法じゃないのか・・・)
京ちゃん
もしかして、一発で注目される魔法があるとか思ってた?
カナさん
えっ? そ、そんなこと、あるわけないじゃないですか~
京ちゃん
2.1: キーワードとターゲット
文章を書くとき、最も大切と言われるのが「キーワード」と「タイトル」です。
キーワードは「何の文章」を書くのかを、はっきりさせる役目がありますから、キーワードが決まってないまま書き始めてはいけません。
例えば「ファッション」というよりも「男性ファッション」や「今年の冬に流行する女子力アップのファッション」というように、より具体的なキーワードを決めておきたいですね。
キーワードが決まると、そのキーワードにぴったりのターゲットが見えてきます。
キーワードのことを探している人がターゲットですから、どんな人が探しているのかを見つけましょう。
ネットの質問サイトやお悩みサイトを見ても参考になりますし、実際にお店に足を運ぶのも効果的です。
イメージすることも必要ですが、人間は自分が体験したり経験したりしたことがないと、イメージすることができません。
イメージできないときは、無理に作り上げるのではなく、実際に体験しに行くのが簡単な方法と言えます。
2.2: 文章の構成
文章の構成というと「起承転結」と言われますが、いったんこの考えは忘れましょう。
これから書こうとしている文書は、読書感想文や論文、小説ではありません。
次のような構成を意識してください。
(1)オープニング
読者が最初、目にする部分です。
ここで興味を引けないと、そのまま読者は読み進めてくれません。
あなたが何十時間掛けて書いたとしても、読者はそんなことには無関心です。
読者の興味を引きながら、次へつなぐ文章を意識してください。
(2)本文
読者は長い文章を読みたがりません。
そこで「見出し」を活用して、小さな部分にわけていきます。
例えば、この記事なら「2: 文章の書き方を楽にするポイント」というのが「見出し」です。
これ↓
また「見出し」だけだと長くなる場合には「見出し」の中を「小見出し」で分割します。
この記事なら「2.1: キーワードとターゲット」が「小見出し」です。
これ↓
「見出し」の良いところは
- 文章が短くなっているので読みやすい
- 文章のテンポが良くなる
- 見出しだけで話しの流れが理解できる
こういった効果があるので、読者の興味を長く引きつづけることができるのです。
(3)まとめ
本文が終わったら、最後に「まとめ」を書きましょう。
ここには、オープニングで約束したことの答えや、本文の概要を簡単に「おさらい」するように総括を書いておくのが良いですね。
実は、読者の中には、いきなり「まとめ」から読み始めて、興味がわいたら最初から読み直すという人がいます。
そういった人にも、最初から読んでもらいたいので「まとめ」は手を抜かずに書いておきたい、意外と重要なポイントだと言えます。
2.3: タイトルとオープニング
文書構成をわかっていただいたところで、読者を引きつけるために大事な部分をお話します。
まず「タイトル」です。
タイトルは文章の「顔」です。
あなたもニュースサイトやゴシップサイトを見たとき、クリックするかどうかを決めるのは「おもしろそう!」と思った「タイトル」ではありませんか?
または自分が興味を持っていることで「えっ、そんなこと知らないよ」と不安に思ったときにも、クリックすると思います。
このように読者は最初、タイトルだけで判断しています。
文章の内容なんて、この時は知る由もありませんし、読まれるかどうかには無関係です。
そこで、タイトルを考えるときの2つのポイントを紹介します。
- 文章の内容を端的に表している
- 文章を読むと手に入る「トク」がイメージできる
より、引きつけるタイトルを考えたい場合には、こちらのページを参考にしてください。
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次にオープニングです。
オープニングには、3つのポイントを意識してください。
- 読者への問題を提示し、この文章を読む必要性を説明する
- この文章を読むと、解決される「結果」を明らかにする
- どうして解決できるのかの「証拠」を提示する
整理すると
問題を提示→読む必要性→解決された結果→その証拠
という流れになります。
この基本の流れを、まずは意識して書いてみてください。
こうすることで、本文への誘導も自然な感じになっていきますよ。
2.4: 本文の内容
本文では、次のポイントに注意してください。
- オリジナルな内容になっている
- 専門性が高い内容になっている
- タイトルに沿った内容になっている
- 見出しにあった内容になっている
- 証拠には具体的な数値などが提示されている
どれも「当たり前だろう」と思ってしまいますが、多くの文章が取り入れられていません。
証拠に関しては「常に数字」や権威のある情報を出せない場合もありますし、出す必要がない場合もあります。
しかし「証拠」以外のポイントは、どんな文章を書くときにも注意しておきたいポイントです。
3: 文章の書き方テクニック
ははは・・・。
京ちゃん
どうしたの?(目が泳いでるよ、この子)
カナさん
今までオープニングなんて、ちゃちゃっと書くだけでした。
「次につなげる」って知ってましたけど、昨日書いた文章を読み返すと・・・。
京ちゃん
どうしたの?
カナさん
オープニングで話し、終わってんじゃん!
京ちゃん
ま、まぁ、ちょっとずつだよ。
次から注意したら良いから、今度は書き方のテクニックを、ね?
このテクニックを知ってると、文章を書くときにも使えるし、書き終わった後にチェックリストとしても使えるから、昨日書いた文章みたいなことも減るから。
カナさん
カナさん。
もしかして、オープニングで話しが終わってたの、昨日から知ってたんですか。
京ちゃん
(いいのかなぁ~と思ってたけど)へっ?知らないよ~
それじゃ、書き方のテクニックをどうぞ!
カナさん
何が書いてあるのかが、ひと目でわかることを目指しましょう。
読者は「せっかち」です。
見出しの下には、結論を書くのが基本です。
SEOに注力しすぎて、キーワードが不自然に並んでいる文章を見ることがあります。
これは逆効果になりますし、読みづらくなりますので、自然な流れの中で表現しましょう。
長い文章は、それだけで読みづらくなります。
一文を短くするように注意してください。
伝えたいことが3つ以上ある場合には、箇条書きが使えないか検討してください。
箇条書きは読みやすさとリズム感を生み出します。
文章で表現するよりも、一枚の画像を使うだけで簡単になることがあります。
簡単に表現できるのなら、グラフや風景などは画像にしましょう。
「100の言葉より、1枚の写真」です。
句点とは「。」のことです。
読点とは「、」のことです。
句点は文末に打ちますから、忘れることはあまりないでしょう。
しかし、読点を忘れている文章は、意外と多いものです。
読点がないと読みづらいですし、間違った伝わり方になってしまうこともあります。
読点は声を出して読んでみて、息継ぎしたり、詰まったりしたところが、読点を打つポイントとなります。
特に詰まったところは、読点を打つか文章を修正するかを考えましょう。
悪い例)
高校生だった彼女は、○○で行われた発表会でバイオリンを演奏した。
良い例)
○○で行われた発表会で、高校生だった彼女は、バイオリンを演奏した。
書き出しは、読者からすると読み始めです。
ここがダレていると、先を読みたいとは思わなくなります。
次々と読ませるために「短文」を繰り出しましょう。
歯切れ良く、テンポ良く、簡潔に。
これがポイントです。
文の終わりに迷ったら「です・ます調」で終われないかを考えましょう。
これ、やってしまいがちですが、読みづらいです。
内容もわかりにくくなるので注意したいですね。
これも、やりがちです。
「~が~が」と同じで読みづらいですし、何を伝えたいのかがわからなくなります。
文頭で「神奈川」と書いたのに、中盤では「神奈川県」とすると一貫性がなくなります。
読者は無意識に一貫性が崩れると「信頼できない」と感じますから、小さなことですが注意しておきたい部分ですね。
同じように「カタカナ」や「ひらがな」での表記も一貫性を保ちたいところです。
悪い例)
- 一番最初
- 約100kgほど
- 大別すると5つに分かれますが
- 単に○○だけ
良い例)
- 最初
- 100kgほど または 約100kg
- 大別すると5つになりますが
- 単に○○ または ○○だけ
「など」は1つではなく2つ以上の例を出すときに使います。
悪い例)
- 羊などの毛が取れる動物は
- クジラなどのように、体の大きい動物は
良い例)
- 羊やヤギなどの毛が取れる動物は
- クジラのように、体の大きい動物は
「子供たち」「五時まで」「四月ごろ」のように仮名にすることで軽快な感じになります。
また、漢字が多いと印象だけで「読むのやめた」となりますので、仮名の配分を気にしてください。
4: 忘れないで!読まれているかをチェックしよう
文章の発行媒体にもよりますが、ネットを活用した配信なら、どれだけ読まれているのかを計測しておきたいところです。
せっかく書いたのに、誰も読んでくれなかったら残念ですよね。
京ちゃん
誰も読んでくれないのも残念だけど、どの文章も途中で読むのをやめられていたら残念だよね。
カナさん
それ、誰も読まないよりショックかもしれませんね。
京ちゃん
もし、そんな文章があったら加筆したり修正したりして、読んでもらえるようにしたいよね。
カナさん
それはそうですけど、、、あ~「Google Analytics」を使えばわかるのか~
京ちゃん
そうそう、さすが。
アナリティクスで見て、滞在時間が5秒とか10秒の連続だったら、恐怖だけどね。
カナさん
「Google Analytics」の「平均ページ滞在時間」という項目が、読まれている時間だと言えます。
あくまでも「平均」ですから、100人中、1人だけ長時間読んでいる、ということもありますが、概ね「平均」なので「滞在時間=読んでいる時間」と思って間違いありません。
こういった「読まれているかどうか」の確認が簡単にできるのは、ネットのメリットです。
どんどんと活用して、読まれる文章にするため修正を加えていきましょう。
5: まとめ
読まれるためには、文章の書き方の基本を知っていると比較的「楽」になります。
何もないところから「上手な文章を書こう」とすると、多くの人は
- 学生時代の読書感想文
- 学生時代の小論文
- 会社でのプレゼン資料
または、
- 小説
- 文学
- 雑誌
のような「文章を書こう」とするのです。
でも、よく考えてみてください。
あなたが書く文章に、そのようなテクニックが必要でしょうか。
自社ブログやコンテンツとしての文章なら、美しすぎる比喩表現や演出表現は必要ではありません。
あなたが文章を書くときに必要なのは「伝わる文章」を書くことですし、そのためには「読みやすい文章」を心がけることを忘れないことです。
今回の記事を参考にして、ポイントを抑えて文章を書いていってください。
あなたの文章の「読みやすさ」や「伝わり方」がグンと変化するはずですよ。