2026年10月31日(土)|AI・ホームページ集客
「この会社にお願いすると、どんな仕事をしてくれるんだろう」
工務店の施工事例や、美容室のヘアスタイル写真を見るとき、お客様が知りたいのは、きっとそういうことだと思います。だからこそ、事例に載せるのは、そのお店が実際に手がけた仕事の写真です。AIで作った画像を、実績の代わりに使うことはできません。
そんな写真の伝え方を、あらためて考えたくなるニュースがありました。Googleが、AIで作られたコンテンツを確認するツールの提供を広げています。
GoogleがAI生成コンテンツの確認ツールを一般向けに拡大
Googleの公式記事は10月7日に公開され、10月29日に更新されました。画像・動画・音声に付けられた目に見えない透かしを調べる「SynthID Detector」を、一般の人も英語で世界各地から利用できると案内しています。Googleや提携先のAIが作ったコンテンツの確認を想定した仕組みです。
出典:Google公式発表「AI生成コンテンツの識別をより身近に」
お店のホームページを考えるうえでは、「AIかどうかを見分けられる」ことだけが大事なのではありません。その写真が、自分たちのどんな仕事を写しているのか。それをお客様にきちんと伝えることが、まず大切だとSONIDOは考えています。
事例には、そのお店が実際に手がけた仕事を
きれいなキッチンの写真があっても、それがどこの会社の、どんな工事なのか分からなければ、依頼先を選ぶ材料にはしにくいですよね。
自社で手がけた工事の写真に、「どんなご相談があり、どこを工夫したのか」が添えてあれば、お客様は自分の住まいに置き換えて考えやすくなります。写真の見栄えだけでは伝わらない、その会社の考え方も見えてきます。
施工事例・施術事例・制作実績には、実際の仕事を撮影した写真と、確認できた事実を載せます。
AIは、記事の挿絵を作ったり、確認済みのメモから説明文を整えたりする場面で役立てられます。その場合も、実際には行っていない工事や施術、お客様の声を補ってしまわないよう、人が内容を確かめることが前提です。
写真に何を添えると、お客様の役に立つ?
まずは、実際の事例写真を1枚選んでみてください。説明を長く書こうとするより、次のような情報がないかを振り返るところからで十分です。
工務店・リフォーム会社なら
「どこを直したか」に加えて、「なぜその工事をしたか」を書いてみましょう。収納の悩みだったのか、家事の動きにくさだったのか。実際に受けた相談と、それに対して工夫した点が分かると、お客様も相談のきっかけをつかみやすくなります。
地域、工事の範囲、期間や費用も、掲載できるものがあれば添えます。費用はその事例の条件と一緒に書き、どの家でも同じ金額でできると受け取られないようにします。
石材店なら
完成したお墓や石材の写真に、実際に相談されたこと、作業した箇所、仕上げで気を配った点を添えます。全体写真だけで分かりにくい部分は、実際の作業前後の写真があれば見比べてもらう方法もあります。
墓碑のお名前や場所など、写り込んだ情報にも目を配り、掲載してよい範囲を確かめてから使いましょう。AIで作ったお墓や施工後の画像を、実際の事例として載せてはいけません。
美容室なら
実際に施術したヘアスタイルの写真に、メニューや仕上がりの特徴を添えます。施術前の状態や、どんな希望に応えたのかも伝えられると、「自分も相談してみたい」と考える材料になります。
髪質や施術前の状態によって仕上がりは変わるので、その点も自然に伝えたいところです。AIで作った髪型や、仕上がりを変えてしまう加工画像を、実際の施術例として使わないことも大切です。
今日、事例ページを1つだけ見直してみる
新しく撮影し直す前に、今あるページを見てみましょう。写真は十分あるのに、仕事の内容がほとんど書かれていない、ということもあるかもしれません。
- 実際の事例写真か確かめる
自社で手がけた仕事の写真か、元の写真や担当者に確認します。事例欄に素材写真やAI画像が混ざっていたら、実績としての掲載を見直します。 - 相談と工夫を一文ずつ添える
実際にどんな相談を受け、どこを工夫したのか。担当した人のメモから、確認できることだけを書きます。 - 掲載してよい内容か確認する
お客様への掲載確認や、名前・住所・顔などの写り込みを確認します。分からないことは推測で埋めず、確かめてから載せます。 - お客様のつもりで読み返す
スマートフォンで開き、何をした事例か伝わるか、その事例について相談する方法が分かるかを見てみます。
その会社らしさは、実際の仕事の中にある
AIで画像や文章を作れるようになっても、そのお店が実際に受けた相談や、現場で考えたことまで作り物にしてしまっては、本来の良さが伝わりません。
派手な写真や立派な文章がなくても、「ここを使いやすくしたかった」「この部分の仕上げに気を配った」という事実には、その会社らしさがあります。ホームページでは、そこを丁寧に伝えていきたいですね。
今回の見直しは、Googleが新しく求めているSEO対策という話ではありません。ニュースをきっかけに、SONIDOがお店の情報発信で大切にしたいと考えたことです。